ネットビジネス、デジタル資産、国際税務、そしてAI。新しい分野を書き続ける喜び。
- 2026.09.15
- 書く仕事
独立して10年目ですが、これまで書籍の執筆をコンスタントにしてきました。
振り返ってみると、
- ネットビジネス
- デジタル資産
- 小さな会社・個人に特化した国際税務
と、新しくニッチな分野での執筆が多かったことがわかります。
そして、今書いている書籍の分野が「AI」。今世の中で最も注目されているものです。
ネットビジネスは、必要に迫られた結果
第一法規さんから出させていただいた『ネットビジネスの仕組みと税務』は、2019年に出版しています。

当時、「アフィリエイター」「ブロガー」という言葉が世の中に広まった時期で、実際にそれだけで食べていける人たちも存在しました。
私は当時からブログを書いていたのですが、当時世の中に出回っていた税金の記事は、モノを中心とした業種(製造業、小売業など)のお話ばかりで、
「AdSenseで稼ぐ」
「デジタルコンテンツ販売をして稼ぐ」
「AmazonのFBAでネット物販をして稼ぐ」
などのデジタル空間で利益を得た場合の税務についてはほぼ情報がない状態でした。
一方、クラウド会計を強みにしていた私に依頼いただいた方でそのような方が何人もいらっしゃったので、その方達に役立つ記事をHPにあげていました。

すると、その記事経由で雑誌の執筆依頼があり、それを見た出版社の方からご連絡をいただき、執筆につながったのでした。トレンドを追っていた、というよりは必要に迫られた行動が執筆につながったのです。

デジタル資産の税務は、「自分が仮想通貨にハマった」結果
もうひとつ、『デジタル資産と電子取引の税務』の執筆の1番のきっかけは、私が2017年当時に出たばかりの暗号資産(当時は仮想通貨)に個人的に興味を持って売買したことでした。「なんだこれー!!一瞬で価値を送信できるなんてー!!」と本当に面白くて感動したんですね。


*当時、安全のためにハードウォレットにビットコインを保存していました。
そんなとき、「あれ、私暗号資産売って利益でたけど、これって申告必要じゃ?」(←税理士なのにわからない)と疑問に思いました。でも、当時は全然法整備が進んでいなくて、ルールも何も決まっていませんでした。ですので、「こうではないか」という推測も混じった記事を、いくつかHPに上げたところ、同じように困っている人たちから相談が集まりました(当時は毎日のように相談業務をして大変でした)。

*税理士向けの地方での講演も何度かやりました
そしてその後のNFTブームも受けて、私の活動を知った日本法令の編集者さんが「暗号資産含む、デジタル資産の税務について書きませんか?」という話を持ってきてくれたのです。
こちらも「結果として」トレンドに乗ったわけですが、結局、これも「自分ごとから」始まった執筆でした。
とはいえ、この「自分が興味ある」→「仕事につながる」という流れは、今でもよかったと思っています。世の中のトレンドだから自分も!というモチベーションだったら、続かなかったでしょう。
国際税務は知見が溜まりに溜まった結果
『小さな会社・個人の国際税務』は、唯一独立前含めたキャリアが存分に生かされて執筆できた本です。

外資系企業、国際税理士法人、そして独立後の非居住者や海外取引に関するコンスタントな相談があり、それらの知見をひとまとめにしたものです。
これも、編集者さんが私がコンスタントにメルマガやHPで海外税務の話を書いていたことに注目して依頼いただいたのでした。
また、「小さな会社・個人」に絞った国際税務の本は類書がなく、その意味では新しい挑戦でした。
AI&税務の本は自分から提案
そして、今書いている本はAI&税務を絡めた本です。
今回、自分から提案して採用していただきました。
AIと税務を絡めた本は出始めていますが、「業務の効率化、作業量の短縮」といった文脈のものが多いです。私はAIによる影響は本領はそれ以上のものがあると思い、もう少しスコープを広げて書いています。
自ら提案したものなので、執筆は大変ですが楽しいです。
新しい分野を書き続ける大変さと、喜び
以上のように、必要に迫られて、自分ごととして、みずから提案して、と執筆をしてきたわけですが、結果としてすべてが新しい分野に関するものでした。
当然ながら、新しい分野を書くのは大変です。これまで書いてきた本は、ほぼ「類書」というものがありませんでしたし、今書いている本も同じです。
そうなると、「こうではないか」という仮説を組み立てていく必要があります。すごく不安だし、知的負荷が高い仕事ですが、その分やりがいもあるし、鍛えられる気がします。
そして、大変さよりも喜びの方が勝っています。新しいことを書くということは、まだ世の中に出ていない価値を提供できる可能性が高いため、モチベーションも上がります。
今後も新しい分野にチャレンジしていく中で、自分の中から湧き上がる書きたい、という気持ちを大切にしていきたいです。
まとめ
気づけば、新しい分野ばかりの本を書き続けていたことを書きました。
トレンドを追い続けていたというよりは、自分の好奇心にしたがって行動した結果です。新しいことを書き続けるのは大変な面もありますが、やりがいもあります。このような機会をいただけることに本当に感謝しています。
編集後記
ここ最近は天候が悪く、家の中中心に過ごしています。
コミュニティで、読書会を実施!小林武彦さん著の「なぜヒトだけが幸せになれないのか」を題材に。参加者の方と一緒に、「幸せになるためのテクノロジーとの接し方は?」といったことを考えました。本を媒介にした対話はフラットになれるのでとても良いですね。

天然酵母パン作りは日課になっています。レモン果汁を入れた「レモンパン」は夏にぴったりで美味しかった!

鎌倉に行く途中にあるずっと気になっていた紅茶&スコーンの専門店。やっといけました^^杏ジャムと、クロテッドクリーム、そしてふわふわスコーンがめちゃくちゃ美味しかった!

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