年末調整の電子化ガイドを執筆しました

日本法令様より依頼を受けて、

『速報!年末調整電子化ガイド』を執筆しました。

約130ページのミニガイドです。

2022年1月21日に発売予定です。

 

「令和4年分の年末調整から電子化を目指したい!(そのための準備をしたい!)」

という会社の担当者・税理士さん・社労士さんにおすすめです。

Amazonのページ:速解! 年末調整電子化ガイド | 戸村 涼子 |本 | 通販 | Amazon

 

年末調整では紙と人の時間が奪われている

毎年年末近くになると気になるのが年末調整。

会社員にとっては慣れないごちゃごちゃな紙に

紙で受け取った保険料控除証明書などを見ながら

記入しなければなりません。

会社の担当者も通常仕事に加えて年末調整のチェックがのしかかります。

そして、外部の税理士・社労士も

代行やチェックを請け負っている場合には

大量の作業と戦わなければなりません。

個人にとっても、会社にとっても、直接価値を生み出さないことに。

 

年末調整はシステム化がとっても向いている

そこで、年末調整の電子化です。

年末調整は電子化(システム化)がとっても向いている

業務だと考えています。

なぜかというと、「情報さえあれば、誰がやっても結果は同じ」だからですね。

必要なのは、「情報」。

いかに効率良く必要な情報を入手し、

申告書作成までを自動化できるかが鍵です。

 

もちろん、わたしのお客様にはすべてクラウド型の年末調整システムを

利用してペーパーレス化・自動化してもらっています。

経理として会社に勤務していた頃には

紙で処理していました。

ですので電子化のメリットは理解しているつもりです。

 

年末調整の電子化の情報が少ない

と熱く書いたものの、

これまで年末調整の電子化の情報って

興味を持たれないのか、

あまりなかったんですよね。

 

この本を依頼されたときも

ちょっとググってみましたが

「年末調整のやり方」

の本はたくさんあっても

「年末調整の電子化」の本はほぼ見当たりませんでした。

国のほうで年末調整の電子化をやりやすく

するために色々改正が続いているにもかかわらず。

会社も、専門家もそこまで興味をもっていなかったのかも?

 

今回依頼された理由も、

「発信している専門家が少ない」

ということでした。

きっかけは、令和2年分の年末調整から登場した国税庁の「年調ソフト」の記事です。

実際使ってみて、課題となる点をいくつも発見しました。

国税庁の無料ソフト『年調ソフト』による年末調整のメリット&方法と、課題

 

 

マニアックな人間には、

マニアックな執筆依頼が来ます笑。本当に光栄です。

本音を書かせていただいた

年末調整の電子化を行うことによるメリット、

電子化の方法や手順のほかに具体例として、

  • 年調ソフト(国税庁の無料ソフト)を使った年末調整の電子化
  • クラウド型年調ソフト(freee人事労務を例に出しました)を使った年末調整の電子化

を紹介しています。

当初はそこまで自分の見解を入れなかったのですが、

編集者様から

「戸村さんの実体験に基づいた見解も是非」

と言われ、本音を書いています。

とはいえそんなぶっちゃけ話とかではなく、

率直に「今の状況だったらこっちの方法が便利だよね」

といったことです。

 

「来年こそは年末調整の電子化を!」

と考えている会社の担当者の方や、

税理士・社労士の方におすすめです。

 

編集後記

昨日は、非居住者・海外取引の税務入門セミナーを開催。

自分の知識の整理にもつながりました。

 

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