「自分を使い切る」って良い言葉。私も自分を使い切りたい
9/112019
カテゴリー:ライフハック
樹木希林さんの『一切なりゆき』という本の中で、「自分を使い切る」ということばが出てきました。
世間から見て「普通」とは程遠い生活をしてきて、
(旦那様といろいろあったようで)
地位や名誉にこだわらない樹木希林さんだからこそ言えた言葉なのかなあ、と
とても心に残りました。
私も自分を使い切ってこの世を去りたいです。
物を使い切るのと同じように、自分も使い切る
樹木希林さんは物を最後まで使い倒したそうです。
洋服は、自分で買うことはなくほとんどが貰い物だったとか。
女優さんとしては非常に珍しいと思います。
一番心に残ったのが、次の文章です。
古くなった靴下やシャツも掃除用具として利用して、とにかく最後まで使い切ります。ものたちが「十分に役目を果たして終わった」と思えるように、始末する感覚で暮らしているのです。
(略)
人間もそれと同じ。十分生きて自分を使い切ったと思えることが、人間冥利に尽きるってことなんじゃないでしょうか。
物を使い切る、というのはイメージできますが
自分を使い切るってどういうことなのかな、と想像してみました。
恐らく自分を使い切るとは、自分の周りにある万物(生き物、自然、物)に感謝して
そのために自分の人生を捧ぐことなんじゃないかと思いました。
そして、なるべくシンプルに、自分の始末を終えるということかと。
であれば、地位や名誉にこだわらず、持っている物も少なかった樹木希林さんに納得ができます。
これらはあればあるほど自分の後始末が難しくなります。
命は限りあるもの
樹木希林さんが上記のように思い出したのは、病気になって
「命は限りあるもの」
ということを認識してからだそうです。
私はできれば病気になってからじゃなくて、今から「自分を使い切る」ことを意識したいです。
そのためには、命は限りあるものということを普段から意識することが有効です。
↓は「人生設計」というアプリですが、自分の生年月日を入れると予測寿命と残った時間・使った時間のパーセンテージが表示されます。
私の場合は後17,081日。意外と少なく感じます。砂時計のような感じで下にどんどん砂が落ちていくのがリアルです。
残りの時間(これよりもずっと短いかもしれません)を意識できれば、
日々のどうでも良いことに振り回されたり、
余計な心配・不安を持つことの無意味さ
に気づくことができるかもしれません。
まとめ
樹木希林さんの「自分を使い切る」という言葉が心にしみたので書いてみました。
先日映画「万引き家族」に出演している樹木希林さんを見て。
「人間が老いていく、壊れていく姿」をまざまざと見せつけられて
偉そうですが本当の女優さんだったんだなあ、と思いました。
編集後記
昨日は、月次数値チェックをしたり動画エフェクトを作ったり。
最近のあたらしいこと
桜木町 ラーメン屋「一蘭」