好きなお仕事のひとつに、「本を書く仕事」があります。

印税という報酬だけでなく、

  • 自由度が高い(どこでも仕事できる)
  • 知ってもらえる
  • あらたな仕事につながる
  • めちゃくちゃ勉強になる
  • 知識を整理できる
  • 自信がつく

という様々なメリットがあるからです。

ただ、そのために諦めていることがあります。

本のお仕事の依頼を受けたい・若しくは受けたけどどうしよう、

と迷っている方の参考になればと思います。

諦めていること①繁忙期(稼ぎ時)

書籍の執筆は、依頼があってまず企画会議にとおされ、

その後大まかなスケジュールが決まります。

ゲラ(本の形になったもの)になるまでのスケジュールは比較的

ゆるめなのですが、ゲラになってからは割とタイトです。

印刷所などのスケジュールも関係しているからです。

(交渉次第で期限を延ばすことは可能かもしれませんが、

期限がない仕事はいつまでたっても終わりませんし、迷惑をかけるのでお勧めしません。)

そしてこのゲラのチェックがなかなか時間がかかる業務でして、

普段慣れない手書きを(デジタルペンとはいえ)集中して行うのは骨の折れることです。

したがって、一時期に集中して行うような仕事(税理士の場合確定申告や、3月決算の会社の申告など)

重なってしまうと、とてもじゃないけれど対応できません。

ですので、私は

  • 税務顧問の件数を限る
  • ダミーの予定を入れて単発の仕事が入らないようにする
  • 早々に確定申告の依頼を中止する
  • 繁忙期がなくても大丈夫な状況にする

といったことを行っています。

本のように、納期が決まっており、

時間がかかる仕事をするためには、繁忙期(稼ぎ時)を捨てる覚悟が必要です。

諦めていること②目の前のお金

独立して、はじめてお客様からお金を受け取った時の感動をいまでも忘れていません。

いまでも、売上が増えていくと嬉しいのは確かです。

しかし、本を書くという長期投資のような仕事をするためには、

ときには目の前のお金を諦める必要があります。

たとえば、4月に入ってから私は何件か確定申告の依頼を受けたのですが、

いずれも断りました(というか自己申告をアドバイスしました。時期的にも、というのもあったので)

それを受けていたら、印税並みの収入だったかもしれません。しかも時間は最小に抑えて。

それでも受けなかったのは「目の前のお金」よりも

顧問のお客様に丁寧に接したいし、

なおかつ好きな仕事をして、成長したいと思ったからです。

やれなくもなかったのでしょうけど、やったところで自分の腕が上がるわけでもなく。

「断られたお客様が困るじゃないか!」と思われそうですが

私でなくてもできる仕事ですので問題ないと考えています。私がやらなきゃ誰かやります。

 

このように、「本を書く」のは長期にわたる仕事なので、

そのあいだ全くお金につながらない状況に耐えられるか、

がポイントのひとつかなと思っています。

実際、収入が発生しない仕事を日々行うのは辛いというか、少し不安になることもあるのは事実です。

それでも、目先のお金よりもずっと得られるものが多い

ということをこれまでの経験から分かっています。

自分との戦いですが、後々「書いてよかった」と思えます。

 

まとめ

本を書くために、諦めていること2つを書いてみました。

わたしは要領が悪いので時間がかかりすぎている面もあるかもしれません。

音声入力もどうも慣れなくてできないし。(途中なに話してるかわからなくなって結局書く・・)

キーボード入力も遅いし。

それでもあらためて本を書くことのメリットは感じている状況です。

参考になればと思います。

 

編集後記

昨日はメール相談数件対応、ゲラチェックなど行いました。

 

最近のあたらしいこと

The Sand Box(ブロックチェーンゲーム)で暗号資産SANDを買ってキャラクターを保有してみる

いま話題のNFT(Non-Fundible Toaken)を試してみました。

本当にゲーム内にキャラクターや土地を保有している人が大勢いらっしゃいました。

こうやってバーチャルとリアルの世界が融合されていくのだなと。

« »