明日から、年に一回の税理士試験が始まります。

税理士試験は出題範囲も幅広く、1科目の合格率が10%前後の競争試験です。

私自身は税理士資格を取るのに大学院時代を含め、7~8年かかりました。

当ブログでも税理士試験について書いている記事がありますが、いつもランキングの上にありよく読まれているようです。

税理士試験で効果的だった勉強方法

ここ最近は、私に税理士試験を書く資格はあまりないかと自覚し(全5科目のうち合格したのは3科目、しかも運がよかった(-_-;))、税理士試験関係の記事は控えていました。

ただ今日は明日に控えた税理士試験を前に、

受験技術というよりは受験時と合格後のゴール設定の違いについて気づいたことを書いてみます。

もし受験生の方でしたら、気分転換程度に読んでいただければと思います。

税理士試験受験時代のゴールは他人が設定

税理士試験の試験問題は、大学教授や実務家が作っています。

合格判定は、国税審議会というところが行います。

いずれの科目も合格基準は満点の60%程度。(ただし競争試験なのでこの割合は年によって上下します)

試験範囲はきっちり決められており、専門学校が提供するカリキュラムに従ってコツコツ勉強できれば(これが難しいのですが)合格レベルには達することができる仕組みとなっています。

 

なのでゴール設定は他人(国税審議会)によって決められていますが、とても明瞭です。

合格後のゴール設定は自分

一方、合格後のゴール設定をするのは自分です。

まずは「どう働くか」という選択をしなければいけません。

私のように独立を選ぶ(というか逃げた結果独立しかなかった)人もいれば、税理士事務所(法人)に勤め続ける人もいます。

また、時間とお金のバランスも自分で設定しなければいけません。

私は今敢えて「お金」(年商〇〇円目指すとか)のゴール設定はしていません。

その代わり、「こうなりたい」という仕事と生活をゴールとし、「やらないこと」を決めて都度軌道修正しています。

もちろん、大規模の税理士法人で時間をフルに使ってバリバリ稼ぐ人もいますし、独立して事務所を拡大して売上拡大を目指す人もいます。(こちらの方が多数かも)

いずれにしても合格後のゴール設定は自分で考えてしていかなくてはなりません。

だからこそ軸が大事となってきます。

どちらも大変

以上税理士試験受験時代と合格後の違いはゴール設定が他人か、自分かということを書きました。

どちらが大変か、ということではなくどちらも大変です。

税理士試験受験時代に必要なのはとにかくも勉強する時間です。

仕事をしている人は、仕事と勉強とのバランスをどうしても考える必要があります。

一方、合格後に必要なのは日々自分の軸を日々見直す時間です。

ただ他人に設定されたゴールではないのでプロセスが楽しいという面もあります。

受かること自体が目標になってもいいのでは

ちょっと話はずれますが、

今まで書いてきたように、合格後の方がより自分軸を考えていかなければいけません。

じゃあ税理士受験時代に合格後のことを強く意識しなければいけないかというと、

そんなことはないと思います。

よく税理士を目指した理由として立派なものが掲げられていますが、私は恥ずかしながら受験時代は試験に受かること自体が目標でした。

元々簿記の勉強が面白かったというのと、その先にプロの「士業」を目指すのがなんとなくかっこいいし経済的にも自立できるかなと思ったからです。

(ということは別の職業でも良かったということですね(;^_^A

でも結果としてはそれでよかったと思っています。

どんなに立派な信念を持っていても、合格後にこうしたいと思っていても、とにかくは受からなければスタート地点にも立てません。

試験に受かること自体を目標化することは、悪い事ではありません。

なるべく雑音は排除して、スタート地点に立つことが大事だと思っています。

まとめ

とりとめがなくなってしまいましたが、税理士試験受験時代にはどうしても他人が作ったゴールを超えていかなければいけませんが、合格後は自分がゴールを設定していかなければいけません。

どちらも楽しさや辛さがありますが、私はやはり今(資格取得後)の方が楽しいし、やりがいもあります。

暑い日が続きますが、受験生の皆様、どうか体調に気を付けて明日から全力で頑張ってください!

編集後記

中学3年生の息子の家庭科の宿題で、「布絵本」を作るというものがありました。

さすがに受験生にすべてやらせるのは辛いと思い少し手伝うつもりがすっかり忘れて完成させてしまった・・。(息子は表紙のワッペンを張り付けただけ)

バレたらどうしよう、と思いつつ適度に雑(それでも5時間かかった)なので大丈夫かな、と。(;^_^A

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