たまに、腰を据えなければ読めない難しい本を読みます。

じっくり読む時間が、幸せです。

たまには難しい本を読む

普段から読書は好きでしているのですが、

3冊に1冊くらいは「これは読むの大変そうだ」と思うものを読みます。

最近読んでいるのが、若いときに一旦挫折した

ハンナ・アレントの「人間の条件」という本。

人間の生活を「労働」「仕事」「活動」に分けて記した古典的名著です。働くことについて、深く考えさせられます。

30代に一度挑戦したのですが

「ちょっと何言ってるのか全然わからない」

と断念しました。

今だったらなんとか読めます。しんどいけど、なんとか毎日数ページ読み進めています。

多分、40代になって仕事も人生もそれなりに蓄積されてきたからこそ読める部分もあるのかな、と思ってます。

一冊読めば、他の本は要らない。そんな古典本を読みたい。

最近思うのは、軽い本をたくさん読むよりも、

この一冊を読めば他の本は要らない

というくらいの古典を積極的に読んでいきたいな、ということです。

前述したハンナ・アレントの本もそうです。

「働き方」について多くの本が出ていますが、

もう既に昔に書かれていることを繰り返しているだけのものが多い気がします。

だったら、最初から古典本をあたって、

じっくり読めばいいんじゃないかなと思っているんですね。時間をかけてでも。

難しい本をじっくり読む幸せ

子どもの頃、

「何やらこの本、難しそうだな…」

と思うような本を手に取ることが好きでした。

政治とか、哲学とか、自然科学とか、歴史とか。

自分では絶対理解できないだろうな、と思っても

何が書かれてるんだろう」と興味を持って

読む(というか、見る)こと自体が幸せだったんですね。

おとなになって、「ちょっとハードル高そう」

と思う本を読む気持ちもその子供時代の気持ちと同じです。

何書いてあるか50%くらいしか理解できないけどなんかワクワクする。

そんな読書があってもいいと思っています。

編集後記

昨日は、講演のため京都に前日入り。

京都駅前は外国人観光客でごった返していましたが

少し離れるとひっそりとしていて

局地的な混み具合なんだなーと感じました。

最近のあたらしいこと

エルシエント京都

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