私は1年半前、勢いで独立しました。

独立した当初は、何を強みにしていいのか、どういったお客様に来てほしいのか全く分かりませんでした。

独立してすぐにそういったことが分かる人は、そういないはずです。

走りながら考えることで見えてくることだと思っています。

独立当初は法人メインに考えていた

税理士法人に勤めていたときに担当していたのは、ほとんどが法人でした。

相続は経験したことがなく、個人も非居住者(外国人)の方の申告がわずかにあるだけ。

なので独立当初は「法人の顧問」をメインに考えていました。

しかし、一年半経った今契約させていただいているのは税務顧問は法人と個人とで半々くらい、スポットサービスはほとんどが個人です。

従って全体の割合としては個人のほうが上回っています。

独立する前はほとんど個人のお客様の対応をしていなかったので、最初はぴんと来ませんでした。

しかし今は個人のお客様と接するのが楽しく、仕事のやりがいも出てきました。

気になったら、メニューを作ってみる

独立の良いところは、自分が「これはどうかな?」と思ったサービスをすぐに提供できることです。

特に私の場合、自分のHPは自分で作っており、そこでしか営業していないので

「やってみよう!」と思ったその日にメニューを追加することができます。

例えば私が現在サービスとしてうち出している「対面相談」「メール相談」は、独立当初にはありませんでした。

このメニューを作ったきっかけは、とある方から

「税理士と顧問契約する程の取引量ではないんだけれど、『ちょっと知りたい』ってことあるんだよね」

と聞いたとき。

税理士との契約は継続的な顧問契約が業界では普通です。

ただ私自身、以前からもうちょっと税理士を気軽に利用できるサービスがあってもいいんじゃないかなあ、と思っていました。

そんな状況で税理士に連絡しようにも、売上がほとんどないから断られたり、顧問契約を強制されるんじゃないかと思って踏み出せないという方がいるということも知りました。

そういった方たちに需要があると思い試しに始めてみたのです。

現在、副業を行っているサラリーマンの方や主婦の方、フリーランスとして独立したばかりの方など様々な方からご依頼していただいています。

「これ需要あるかなあ?」と思うことはどんどんメニューに出してみて試してみるのがお勧めです。

見直しも大事

メニューを試しに作ってみるのがお勧め、と書きましたがもちろん見直しも大事です。

独立当初は自分がメインだと考えていた仕事も、実は全く需要がなかったり、自分でもやりたくないものだと気づくときがあります。

私自身も独立してから何度もメニューは変えています。

日々全速力で走っていると、メニューの見直しはおざなりになりがちです。

メニューの見直しが行われないと、いつの間にかやりたくない仕事に追われているかもしれません。

そんな状況にならないためにも、自分のできる仕事量はいつも把握して余裕を持つことが大事です。

まとめ

独立当初はどこにターゲットを絞ればいいのか、どんなメニューを作れば良いのか誰もが悩むところです。

時間は多少かかりますが、走りながら考えることで見えてくることだと思っています。

編集後記

土日は、珍しく3件の税務相談。いずれも仮想通貨絡みでした。やはり皆さん悩むようです。

夜はふるさと納税でいただいた返礼品のハンバーグを堪能。息子がいつも以上に「美味しい」と言っていました・・ただ焼いただけですが・・

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