独立後は仕事を選ぶべき

税理士等のサービス業にとって、どんな仕事をとっていくか、どんなお客様にサービスを提供していくかは重要な事です。

勤務時代には、当然ですが会社からお客様を割り当てられていました。

現時点で思い返して正直に言うと、「自分だったら絶対こういうお客様は対応したくない・・」と思うようなクライアントもいました。

以前、お客様とは対等という記事を書きましたが、勤務時代は「お金をもらっているのだし・・」とひどい対応をされても我慢することが多かったのです。

お客様とは対等な関係

もちろん、独立後は勤務時代のように決まった給料をもらえるわけではありません。

食べていくために「仕事を選ぶ」なんて甘ったれたことは言ってられない、という意見もあるでしょう。

しかし今すぐに食べていけるよりも、長い目で見れば仕事を選択していくことによって自分の軸を固めていくことの方が大事ではないでしょうか。

ブログ・HPの効果

先日ブログから問い合わせていただいた方はIT系の仕事をされている方でした。

「ブログやHPに『ITに強い』と書いてあったので」と事前に自分の事を知っていただいていました。

お陰で、話をスムーズに進めることができました。

もし「ITはちょっと・・自分はアナログなので」という方がお話に来られてもかみ合わなかったと思います。

また、「何が強い」ということだけでなく「仕事をする上でのスタンス」も事前に知っていただくことは重要です。

私の場合、「ITのツールを使って、なるべく形式的なやり取りは抑えること・ただしコミュニケーションは『スピード』を重視して丁寧に取っていくこと・お客様に安心していただくよう料金は明瞭に提示すること」をスタンスにしています。

事前に自分のスタンスを知ってもらえれば、お互いに余計なストレスを抱えなくて済みます。

このような意味で、ブログ・HPは間接的に「お客様(仕事)を絞り込める」効果があります。

無償の仕事もできる

独立後は、「お金をもらわない仕事」もできるようになります。

例えば、無料相談、無料セミナー、メディアへの記事の寄稿などでしょうか。

このブログの執筆もそうです。

こういった無償の仕事は長い目で見て自分のスタンスを固める、自分のスタンスの合うお客様に依頼してもらう、スキルアップにつながる等の効果があります。

勤務していれば、「無償の仕事」なんてまずできないでしょう。

「給料出してるんだから、もっと稼いでこい!」という話になりますよね・・。

また、正直に「時間が空いています」という報告をすれば、どんどん仕事は振られ、増殖していきます。

一方、独立後は、無償の仕事も含め戦略的に仕事を選択することが可能です。

お金は入ってきませんが、将来の種まきにもなりますし、時間を有効に使いスキルアップを図ることができます。

まとめ

せっかく独立したのに勤務時代の悩み(したくない仕事をしたり、スタンスの合わないお客様とやりとりをすることによるストレス)を抱えていたら意味がありません。

独立直後は生活との兼ね合いもあり経済的にも大変ですが、無償の仕事も含め戦略的に仕事を選んでいくことが仕事を含めた人生を楽しむためにも必要だと思います。

編集後記

今日は横浜の山下公園近くの研修センターで租税教室講師の研修会でした。

小学校・中学校の租税教室講師のデモンストレーションを見てきました。

人前で話すことは苦手ですが、興味があるので挑戦してみたいと思います。

せっかくなので、近くのお店で横浜ハーバーを持ち帰りました。

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10数年横浜住んでて初めて食べました・・(崎陽軒や鳩サブレはよく食べるのですが(^^;)マロンが効いてて美味しかったです!

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