一冊の本で人生が変わることもある。私の考え方を変えた3冊
12/132019
カテゴリー:本
もともと根暗だったので、
学生時代は友達と外で遊ぶというよりは
図書室で本を読むような子供でした。
幸いなことに(?)読書習慣はおとなになってからも続いていて、
良いインプットとなっています。
読む本はジャンルを決めないのでバラエティ豊かで、
中には全く勉強にならなかった本などもありますが
「こ、これは・・」と人生が変わる一冊に出会うこともあります。
完全に個人の好みですが、最近のベスト3を紹介します。
第3位:『自分の中に毒を持て』岡本太郎さん著
芸術家の岡本太郎さんの本です。
平易な言葉なのにとても力強く、心に響く本でした。
太郎さんは子供時代から、「出る杭」だったそうで
周りからいじめられたり、先生にも意味なく怒られていたとか。
芸術家として活動し始めてからも、今までにない発想を周りから
バッシングされ。
そんな中でも周りに合わせることなく、自分の信念を貫き通した岡本太郎さんの
人生は、人生そのものが芸術だったのだろうなと思いました。
気に入っているのが、以下の文章です。
この矛盾だらけの世界で、
純粋であるからこそ不幸なのだけれど、
その不幸こそが生きがいなのだと覚悟を決めるしかないとおっしゃっています。
常識人間からの脱却も説いています。
社会に入れられず、不幸な目にあったとしても、それは自分が純粋に生きているから、不幸なんだ。
純粋に生きるための不幸こそ、ほんとうの生きがいなのだと覚悟を決めるほかない。
Kindle版『自分の中に毒を持て』No.886
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第2位 『自由をつくる 自在に生きる』森博嗣さん著
「自由」の意味を深く考えさせられる本でした。
人間は不自由のほうが自然で、自由なのは「人工的」であるから、
慣れが必要だということも気づきになりました。
あらゆる動物の中で、人間が一番自由を求める。
もう少しいえば、自由を求めるだけの思考力を持っていた、といえる。
したがって、極論すれば、支配は動物的であり自然であるが、自由は人間的であり人工である、といえる。
『自由をつくる自在に生きる』p.43より
この本を読んで「自由」という言葉を深堀りした記事も書きました。
当ブログのサブタイトルで「自由な生き方・働き方を応援する」と書いてあるとおり、
「自由」という言葉に非常に私は敏感であり、
そして多くの人も気になる言葉かと思います。
この本を読むことによって「自由」の本質を探ることができると思います。
(森博嗣さん独特の話題が飛び飛びになる書き方は個人的に好みです)
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第1位『嫌われる勇気』ー岸見一郎さん・古賀史健さん著
哲学者のアドラーの教えをわかりやすく解説した本で、ベストセラー
なのでご存知の方も多いと思います。
題名だけ見ると、
よくある啓発本のように思えてしまい、実は読んだのは最近です。
でも早く読んでおけばよかった〜と後悔しました。
読んだ後に、なぜかちょっと涙ぐんでいました。小説以外の本で泣いたのは初めてです。
今の自分に響く言葉が多かったからかもしれません。
題名の「嫌われる勇気」というのはこの本の結論的な部分なのですが、
それよりもその結論にたどり着くまでの過程に響く部分が多くありました。
特に響いたのが、「課題の分離」です。
自分の課題と、他者の課題とを分離して考えていくことが
自分中心の考え方から抜け出す方法ということが書かれていました。
およそあらゆる対人関係のトラブルは、他社の課題に土足で踏み込むことーあるいは自分の課題に土足で踏み込まれることーによって引き起こされます。
Kindle版『嫌われる勇気』No.1740より
例えば自分に劣等感を抱いている人がいて、
「私は駄目な人間だから、あの人は私のことを嫌うに違いない」
と苦しんでいる人がいます。
でも「あの人」が自分を嫌うかどうかは「あの人」の課題であって「自分の」課題ではない
とアドラーは説きます。
当たり前のことなんですよね。他人は変えられないので。
だからといって傍若無人に振る舞えということではなく、
自分と相手の課題を分離することからスタートして、
自分の課題(自分にできること)に集中せよということです。
これは人間関係の本質だなあ、と思いました(特に家族など身近な関係になればなるほどこれは難しい)。
青年と哲人の会話もテンポよく、とても読みやすいので人間関係に悩んでいる人に特にお勧めです。
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まとめ
ここ最近、自分の考え方を変えた3冊を紹介しました。
ほんの数千円で人生が変わることを考えれば、読書は本当に
コスパの良いインプットですよね。
アウトプット(体験)ももちろん大事なのですが、
その原点となるインプット(軸)も大事です。
編集後記
昨日は、カナダ在住の方から日本の税金についてLINE電話で相談を受けました。
HPのブロガー向けの記事をお読みいただいたことがきっかけということでした。
今後も海外でネットビジネスを行う人は増えるでしょう。
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