「これを勉強しなさい」は言わない

ひとり息子はいま17歳になりましたが、

「これを勉強しなさい」

といった強制はしていません。

一方で、

息子がなにか少しでも興味を持った分野があれば

その分野に関する本を買ってきたり、

関連する動画を教えたり、

議論したりしています。

親は子供に何かを強制することはできませんが、

熱中するきっかけを与えることはできると思います。

※後ろから見るともはや青年※

時間をおいてから熱中することも

すぐには興味を示さなくても、

あとになってから熱中することもあるので親がさりげなく

種まきをすることが大切だな、と最近気づきました。

例えば、タッチタイピング。

息子にはMacBook Airを去年購入して与えていたのですが、

そのときに

タッチタイピングが練習できるサイト(e-Typing)も教えました。

その後、人差し指だけで入力しているのを見て

「うむ。やはり練習はしないか。」

とほっておいたのですが、

最近ふと息子のPC作業を見たら驚くほどタッチタイピングが早くなっていました。

聞いたところ少しやったらハマったらしく、

ゲーム感覚で毎日取り組んでいるとのこと。

このように後からハマることもあるので

焦らずにそっとツールを教えておく、ということは有効です。

親はきっかけづくりしかできない

私自身子供の将来についてあれこれ悩みましたし、

今悩んでいる方も多いとは思いますが

親はきっかけづくりしかできないと思います。

先日読んだベストセラー、『嫌われる勇気』にも書かれていましたが、

どんなに親が一生懸命「子供のために。。」とお膳立てしても、

やる・やらないは子供側の課題で親はどうしようもできません。

さらに言えば子供が遊んでばかりで勉強しない、

それによって被る損害も結局のところ子供が被るものであって、

親があれこれ悩んでもどうしようもないことです。

「親と子供の課題の分離」は一見冷たい関係のように思えますが、

他人の人生はコントロールできないという当たり前のことを言っているだけなんですよね。

 

親は子供自身の課題に踏み込まず、

種やきっかけだけを与える。それだけで十分だと思います。

(あとは最低限の衣食住さえ与えればOK)

 

まとめ

親は子供になにかに熱中するきっかけしか与えられないということ書きました。

だからといって諦めるとか、完全ほおっておくといったことではなく、

自分と子供の課題をきちんと切り分け、

静かに見守る姿勢が大事なのかなあ、と大きな大きな息子を見ながら思いました。

 

編集後記

金曜日は、去年に引き続きご依頼していただいたお客様の確定申告支援を。

映画監督志望の方で、毎年お勧め映画を教えてもらうのが楽しみです。

週末は、執筆本の締切が迫っているのでゲラチェックを。

 

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Netflix『ROMA』

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