当ブログでは子育ての記事も何度か書いているからか、

「仕事と子育てをしっかり両立している」

というイメージを私に持ってくださる方がいらっしゃいます。

ただ実際は・・ずっと働き方に葛藤し続け、試行錯誤してきました。

仕事と育児の両立なんて、多分できたことはないと思います。(「両立」の意義がわからないのでなんとも言えませんが)

周りにも大きな迷惑をかけていました。

子供はもう高校生なのでだいぶ落ち着いてはいますが、小さい頃は仕事と育児をどうしていくかは私にとって大きな課題でした。

その葛藤・悩みが現在の「働き方」「生き方」の考え方に影響しています。

そんな中でも大きかった「会社に行くこと」「会社にいること」が仕事、と言われた会社で働いた時に感じた生きづらさ・葛藤を思い出したので書きます。

「会社にいることが仕事」と言われた会社員時代

子供を保育園に預けて初めて働いた会社で言われたのが、

「我々の部門は、会社にいることが仕事

「他のメンバーが残業しているときは基本あなたも残って仕事を手伝ってください」

ということでした。

この言葉は特に風邪をひきやすかった当時1歳の息子を保育園に預けていた私にとっては大きなプレッシャーでした。

当時保育園に預けた頃は1、2週間に1度は熱を出している状況だったのでなおさらでした。

自分の体調管理ならまだしも、子供の体調は管理するにも限度があります。

そういった状況の中で「会社にいることが仕事」という考え方の会社で働くのは胃が縮まるような思いでした。

仕事は「成果を出すこと」

「会社にいること」が目的であるならば、いつ体調を崩すかわからない小さな子供を抱える親は圧倒的不利な立場に立たされてしまいます。

病気の子供を義母に預けて無理して仕事に行き、子供の容体が悪化したときがありました。

あのときもしものことがあったらと思うと・・ぞっとします。

案の定、子供のことが気になって仕事も集中できませんでした。

たとえクビになっていたとしても、子供を優先させるべきでした。

今の自分だったら、仕事とは、「会社にいること」ではなく「会社で成果を残すこと」であると自信を持って言えます。

でも、その頃は経験も知識もなくそんな考えにも到底及びませんでした。

「会社に行くこと」「会社にいること」はただの手段

仕事は「成果を出すこと」が目的です。

そのために「会社に行く」「会社にいる」ことは手段となり得ますが、「会社に行く」「会社にいる」こと自体に意義があるという考え方は違うと今は考えています。

テレワークや在宅、シェアオフィスでの勤務がなかなか広まらないのは、手段と目的がごっちゃになっている会社がいまだに多いからではないでしょうか。

これは学校にも言えることだと思います。

「災害」とも言われる猛暑でも、「学校に行く」ことが目的となってしまっていて、クーラーがない教室で無理やり座学を行う。

熱中症、食中毒などのリスクもあります。

こういったときこそ「手段」にこだわらず「目的」(子供が自ら学ぶ環境を作る)をはっきりさせた方が良いと考えます。

まとめ

ふと、子育てと仕事について感じた当時の想いを書いてみようと思いました。

共著『十人十色の「ひとり税理士」という生き方』で「女性税理士こそ、独立をお勧めしたい」と書いているのはこういった経験があることも理由です。

物理的にどうしても子供との時間が必要な女性こそ、時間・場所にとらわれない独立という道を選んで欲しいと思います。

 

家にいいたところで仕事はやってきませんので・・。

編集後記

週末は、法事で鎌倉へ。ちょうど暴風雨が始まる前で、助かりました。

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