無意識に個人の価値観にまで踏み込んでくる他人・制度に注意
9/132018
カテゴリー:人間関係
「人は人、自分は自分。」という気持ちが強く、
価値観を押し付けられる状況にとても敏感です。
しかも分かりやすい状況ではなく、無意識に刷り込んでくる状況には要注意です。
キレイな言葉で踏み込んでくる他人
昨日Twitterで、保育園に子供を預けて働くお母さんが、認められている時間内に預けているのに、
子供に負担がかかるから早く迎えに来れないか、ということを園長に言われたというツイートを見ました。
「子供に負担がかかる」
というのはもっともらしい意見ですが。親はそれを十分に分かっていて頼んでいるはずです。
そもそも認められている時間内に迎えに行っているのに意見を言う時点でおかしいですが、一番問題なのは個人の価値観にまで他人が踏み込んでいることです。
私も仕事が忙しく、お迎えが一番遅い時期があって、ぽつんと息子が一人で遊んでいるのを見たときに心が痛むことがありました。
自分は働いて自立していきたい、でも子供ともう少し一緒にいたい・・といつも葛藤を抱えていました。こういった葛藤は多くの親が持っているものだと思います。
人それぞれの環境・価値観がある中で、このような言葉を投げかけられる親の心理的な負担は重いです。
自分がどう思おうと自由ですが、それを他人に押し付けるのは間違っています。
こういった価値観の押しつけをしてくる他者に大人しく従わないことが、結果的に世の中を変えていくのだと思います。
キレイで、もっともらしい意見を言う周りの人間は本人が良かれと言っている点で厄介ですが、
冷静に対応し、振り回されないようにする必要があるでしょう。
個人の生き方にまで踏み込んでくる制度
無意識に人の価値観に踏み込んでくるのは人だけではありません。国の制度もあります。
先日、租税教室(小中校、専門学校などで税金を教える授業)の打ち合わせで専門学校へ行ったときのことです。
講義で話す内容として、「103万円の壁」を税務職員の方が説明していました。
103万円の壁とは、アルバイト・パートなどで給与が103万円を超えると自身に税金がかかり、更に扶養者(親など)の税金も増えるといった内容です。
アルバイトをしている学生さんが多いので、この103万円の壁を学生さんに講義しよう、ということになったのですが
「税金が増えるので、給与は年間103万円以内にしましょう!」
ということを前提とした説明が気になりました。
そもそも「壁」という言葉も私は気に入らないのですが。(壁と言われるとむしろ超えたくなる)
もちろん知識として知っておいた方が良いことだとは思いますが、
学生だろうが主婦だろうが、働きたい人はどんどん働けば良いと思っています。
制度が働き方を制限するのはおかしいという考えです。
今の時代、インフラも整ったことから学生・主婦など属性にかかわらず独立・起業して多くのお金を稼ぐ人もいます。
こういった現状をとらえず、
主婦・学生=103万円以内に働き方を抑える方が税金がトク
ということだけ強調して無意識の価値観の刷り込みは私はしたくないです。
(というわけで、知識だけ伝えて「稼ぎたい人はどんどん稼ぎましょう!」と伝えます)
まとめ
メディアでとりあげられるのはパワハラ・セクハラなど分かりやすいものばかりですが、周りからは分かりづらく、キレイな言葉で、しかし確実に人の心に刷り込ませる価値観の押しつけは存在します。
こういった価値観の押しつけには敏感になりましょう。
そしていざ遭遇したら、大人しく従うのではなく自信をもって自分の軸を貫きましょう。
いい大人がゲームやるのも個人の自由!です笑(念願のNintendo Switch買いました)
編集後記
昨日は、給与計算、セミナー準備、問い合わせ受付など。
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