今いる場所がすべてじゃない。活躍できるフィールドは自分で選ぶ。
1/162019
カテゴリー:My働き方改革
劣等感に襲われたら
職場で周りの人と比較して(されて)
「なんで自分はこんなに仕事ができないんだろう・・」
と落ち込むことはないでしょうか。
私は学生・社会人を通じて自分にあまり自信がなく、周りの人と比較しては落ち込んでいました。
しかし振り返ってみると、
「わざわざ競争の激しい場所で戦っていた」
「その場所がすべてじゃなかった」
ということがよく分かってきました。
現在、周りの人と比較して落ち込んでいる人がいたら、「戦う場所」を変えるだけで全く違う結果を得られる可能性があることを、知ってほしいと思います。
外資系から日系企業に移ったときの体験
税理士になる前、20代から30代にかけて約8年間、外資系企業の経理をしていました。
外資系企業は中途入社が多く、新入社員も少なく年齢層も比較的高めです。
英語は当たり前にできる方が多く、入社後私は「英語の電話がきたらまずい」と必死に会話を学びました。
社内文書も、メールも、会計資料もすべて英語でそれなりに勉強しましたが
外国人の上司とスムーズに意思疎通ができる先輩たちを見て、ろくに電話会話もできない自分に劣等感をずっともっていました。
そんな状況で、初めて日系の企業に転職したときのことです。
上司の方から、とある外国の会社の財務諸表の翻訳を頼まれました。
外資系では周りの人が当たり前に行い、自分も嫌という程見てきたのですぐに対応したところ、
「できる人いないから助かりました」ととても感謝していただき。
そのときに
「ああ、私程度の英語力でもここでは役に立つのか」
と気付きになりました。
何も無理して「レッドオーシャン」で戦わなくても良い、そんなことを知った瞬間でした。
今いる場所がすべてじゃない
学校・会社という狭い空間にとらわれていると、「自分は駄目な人間じゃないか」と思い込んでしまう瞬間があると思います。
特に私が属している「専門職」の世界は
その狭い専門分野のなかで知識、経験、年齢などでいくらでも序列をつけられます。
その中で戦っていくのは自らレッドオーシャンに飛び込むようなもの。
自分で自分の首をしめてしまいます。
競争の激しい場所から少し距離を置き、
「今いる場所がすべてじゃない」
と、もっと広い視野で戦うフィールドを選ぶのも一つの戦略ではないでしょうか。
自分が活躍できるフィールドに飛び込もう
自分では「こんなこと、誰でもできる」と思っていることでも、
別のフィールドでは重宝されることがあります。
例えば、Excelのスキルは会社によってレベル感が全然違います。
たまたま最初に入社した会社の先輩がExcelがすごく得意で、私はその方からピボットテーブルや、マクロ、VBAを学びました。
しかし中には
「ピボット?マクロ?VBA?訳わからない機能は使うな」
的な会社もありました・・(Vlookup使ってすごーいみたいな)
ひとくちに「会社」といっても全然そこにいる人たちの得手不得手は違うので、思わぬところで自分のスキルが役立つことがあります。
もちろん、独立すればその「活かせるスキル」の範囲は無限に広がります。
自分が活躍できるフィールドを戦略的に選び、自信をつけていきませんか。
まとめ
学校・会社で植え付けられてきた
「どの分野も平均以上を良しとする」
という悪しき考え方が、劣等感を持ってしまう原因の一つだと思っています。
苦手なことは、得意な人にやってもらえば良い。
そのかわり自分が好き・得意なことで人に価値を最大限提供する。
それで良いのではないでしょうか。
このような考え方が広がれば、無理な競争で心身をすり減らす人も減ると思います。
編集後記
昨日は、雑誌の出版社の方と打ち合わせ。
以前依頼していただいた出版社の別の雑誌の執筆依頼でした。
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