[お勧め本]『「狂い」のすすめ』ー健全に狂う・人生に意味を持たない戦略

[お勧め本]『「狂い」のすすめ』ー健全に狂う・人生に意味を持たない戦略
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割と哲学や仏教の本が好きで読んでいます。

先日とある本に紹介されていて気になって読んだ本が、

ひろさちやさんが書いた『「狂い」のすすめ』という本です。

 

2006年に書かれた少し古い本ですが、

今の時代にも十分通じるところがあります。

  • 今の世の中は狂っている
  • だから、健全に狂おう(結果としてまともになる)
  • 人生は、無意味
  • だから、生きがい・目標を持ってはいけない

という本です(簡単すぎな説明ですが)。

分量も少なく、

「閑吟集」など日本の古い歌謡集から

面白い歌を随所で引用しています。

今の世の中で生きづらいと思っている人の他

日本の古典が好きな人、

仏教的な考え方に興味ある人にもお勧めです。

弱者の自覚と武器としての哲学

この本では、世間を動かしているのは一部分の強者で、

その他の大部分の人は弱者の自覚を持つべし、と書かれています。

弱者は一部分の強者から既得権益を保つために

哲学・思想を持つことを巧妙に防がれます。

そのときに使われるのが「常識」というツールです。

だから、大部分の弱者は常識から外れないように生き、

外れる人を叩きます。そのような見かけだけ正統派な人たちを

この本では世間に迎合した「奴隷」と称されています。なかなか手厳しい。

そこで、弱者(私含め)こそ「思想」「哲学」をもとう、と筆者は主張しています。

とはいえ、世間に楯突くということではなく、

心の中で「それは違うな・・ふっ」

とつぶやくだけでOKなようです(性格悪そうだけど)。これだったらできそうですね!

狂った世の中で自分が狂う=まともになる

この本の中で、

いまの世の中は狂いすぎているから、

そのなかでまともに生きるためには

自分が狂うことが最善と書かれています。

私自身も、おかしいなあと思うことはたくさんあります。

例えば、いまだに国の豊かさを図る物差しとしてGDPが使われていること。

GDPの略は国内総「生産」です。

基本的には物がたくさん作られ、消費がたくさんされたらGDPが増えます。

でも、それってもはや国家レベルで活動する巨大IT企業の出現や、

人と人とがつながる社会、シェアリング社会では合わないですよね。

例えば、以下はお金で測れないからGDPに含まれません。

でも、本当の豊かさってこういうことを指すのではないでしょうか。

  • 無料で利用できるGoogleの検索エンジン、Gmail等のアプリ
  • 個人で無料でYoutube、ブログで発信して影響力をつけること
  • 捨てることしかできなかった物のシェア
  • SNSで発生したアイデア
  • ご近所さんで分け合う野菜
  • 未開の地の豊かな自然
  • 心のこもった誰かのための料理
  • 商店街・町内会などの地域の活動
  • 保育園から聞こえる子供たちの元気な声
  • 部活で子供たちを支援するお父さん・お母さんの活動

さらに、物の生産ばかりしていたら環境にも影響を与えます(既にコロナ含め結果はでていますね)。

それなのにGDPがどこどこの国に抜かされたとかいまだにやってるほうが狂っている、と。

だから、一度世間というものを疑って、

それと真逆な考えに一度身を置く(狂う)

ことが必要という考え方には同意します。

嫌な仕事しない、拡大しない、より少なく、は世間から見たら狂ってるのかもしれないです。

「より多く、より大きく」の圧力に屈しないことはかくも難しい。

人生の意味を深く考えないこと

この本では人生の意味を考えてはいけない、

生きがいも不要と書かれています。

哲学者のサルトルの考えが土台となっています。

人生に意味がある・生きがいが必要と、世間に思わされているだけだと。

確かに、人生に目的を持ってしまうと

それが達成できないときに不幸になってしまいますね。

例えば、仕事を生きがいにしていたひとが、不治のがん患者になってしまったら

もうそれで生きる意味はなくなってしまいます。

この本では、

  • がん患者は、立派ながん患者として生きていけばいい
  • 障害者は、立派な障害者としてい生きていけばいい
  • 貧乏人は、立派な貧乏人として生きていけばいい
  • 浪人は、立派な浪人として生きればいい
  • 老人は、立派な老人として生きればいい
  • 引きこもりは、立派な引きこもりとして生きていけばいい

と、世間の物差しでいちいちマイナスに考えるのではなく、

そのままの状態をただ静かに受け止め、今を楽しむことを勧めています。

ただ、生きてるだけで良いと。

私自身、病気になったら、老いたら生きる意味はないのでは!?

と思っていたところ、少し気が楽になりました。

 

変な話ですが、

「人生に意味はない」ということを前提にした方が、

「人生に意味はないけれど、その中でも少しは意味を見つけよう」

という気になれます(笑)。

少なくとも、ころころ変わる世間から押し付けられる「エセ生きがい」「エセ目標」よりは

ずっと良いです。

 

まとめ

ひろさちやさん著『狂いのすすめ』を紹介しました。

常識がひっくり返ってしまう良書だなあと思っています。

特に人生に迷うことの多い若い方にお勧めです。

 

編集後記

昨日は、少し料理を頑張ろうとホーロー鍋でロールキャベツを作りました。

ホットクック(自動調理器)で作ったものとあまり出来は変わりませんでした・・

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