独立してから、文章を書くことが増えました。

当ブログもそうですし、HPで紹介している税務記事、書籍の執筆など。

特に書籍を執筆していて思うのは、

「文章を書くには思いやりが必要なんだなあ」

ということ。

自分だけが読む日記ならともかく、読者が一人でもいるという前提の文章でひとりよがりな文章にならないように気をつけています。

書籍執筆で気づいたひとりよがり

現在書籍を執筆中ですが、編集者さんとのやりとりではっと気づくことがあります。

自分としてはテンションをあげて書いたつもりでも

「これを知ることによって読者にどんなメリットがありますか?」

と言われると

「はい、確かに・・」

となることが多いです。(意気消沈)

ついつい文章というのは意識をしていないと読者が求めている方向からどんどん外れていってしまいます。

難しい税金の記事を書かない理由

基本的な税金の枠組みを、図表を交えて簡単に説明した記事は当ブログでもたまに(本当にたまに)書きますが、条文などの参照が必要な難しい税金の記事は書きません。

恐らく、ほとんど求められていないと思うからです。

私自身も、自分が専門分野以外で知りたいことがあるときはなるべく簡単に説明している

記事を探します。

専門家こそひとりよがりな説明になっていないか、気をつけなくてはいけないなと思っています。

文章を書くには、思いやりが必要

考えてみれば、私がフォローさせていただいているブロガーさんは皆文章に「思いやり」が溢れています。

思いやりというのは、一般的な優しさではなく、「読む人の気持ちを考えている」

という意味です。

例えば次のような特徴があります。

  1. 「〜すべき 〜しないとこうなりますよ」というきつい表現ではなく「私はこうしています」「こうしましょう」と表現する
  2. 批判ばかりではなく、受け入れる姿勢も見せる
  3. 読者に役立つ情報を1つでも多く取り入れている
  4. ひとりよがりではなくはっきりと対象に向けて書いている
  5. 専門用語を使わない
  6. 唐突ではなく、丁寧に論理展開する
  7. 正しい日本語を使う

今書いていて、自分でもこれら全部ちゃんと意識できて書けているかな、と不安になりました。。

最新の情報を取り入れて読者に役立つ、という視点ももちろん大事ですが

「読む人の気持ちを考える」

こともそれ以上に大事ではないでしょうか。

逆にそっちのほうが内容よりもまず優先すべきではないかなと。

書籍執筆においてフィードバックを受けているうちに強く感じました。

これから文章を書こうと考えている方は、読者への「思いやり」を意識してみてはいかがでしょうか。

まとめ

文章をこれほど多く書かなかったら、読者への思いやりを考える機会もなかったでしょう。

自分の言葉で表現して発信する立場になった今だからこそ気づいたことです。

どうしても文章は一方通行になりがちですので、少しでも読者目線にたってみることをお勧めします。

編集後記

昨日は、午前中仕事をして前から約束していた仲間と昼飲みに。

たまにはいいですよね!と言いつつ周りをキョロキョロしてしまうという・・笑。

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