料理に対して、ずっと苦手意識を持っていました。

しかし8年前の独立以来、料理が自分の中で欠かせないものになりました。

その一番大きな理由は、

「自分のために料理を作る」

ようになったから。

今日は自分のために料理を作ることが、

最終的にどんな効果につながるのか書いてみます。

※共感しかなかった本

料理が苦手だった理由がわかった

料理を本格的にし始めたのは子どもを授かった23歳のときです。

それまでは、ほぼ料理経験ゼロ。

でも、守るべき家族が目の前に

いるのであれば頑張るしかありません。

 

でも、料理=辛いもの

という考えが定着していました。

 

その理由は、今思えばすごく単純です。

時間も、心も、余裕がなかったからです。

当時、0歳の息子を保育園に預けて9時17時のフルタイムで

働いていました。

どんなに急いで帰っても到着は18時すぎ。

 

そこから息子の面倒を見ながら

料理して…1日を終わらせるのに必死で料理を楽しむ余裕なんて持てませんでした。

息子が中学校に上がっても

お弁当(←さらに難易度高い)作りだなんだので

とにかく時間が足りなかったです。

 

もうひとつは、

「料理=レシピ通りに作ること」

という思い込みがあったからです。

 

時間がなかったので食材宅配サービス

を使っていたのですが、

遅く帰ってきたときに限って

おでんの具が届いていたり。

「今から煮込んでたら夜になっちゃうじゃないかー!!」

「今日、おでんって気分じゃないんだけどー!!」

と、自分で自分の首を絞めていました。

 

最後、重要な思い込みがもうひとつ。

「料理は、自分のためにするもの」

という考えがありませんでした。

「料理は、家族のためにするもの」

という変な義務感があったのです。

 

こうして、

料理は私にとって辛いもの、できればやりたくないもの、

になっていったのです。

(実際、ひとりで家にいるときは

料理を全くしていませんでした)

 

なぜ料理が欠かせなくなったのか

でも今は毎日の生活の中で料理は欠かせなくなりました。

 

これも理由は単純で、

独立をして、子どもも大きくなって、

時間と心に余裕ができたからです。

ですので、料理をするためにはまず環境を整える必要があるのは間違いないです。

 

それに加えて、

「レシピ本から料理する」

発想をなくしたら、とても楽になりました。

 

家にあるもので何か作るようにしたんですね。

肉・魚がなかったら練り物・野菜だけでもいいじゃんとか。

 

味付けは和風だったら醤油・みりん・酒があればOK。

中華だったらオイスターソース、鶏ガラスープの素、

+αでにんにくや生姜があればなおよし。

という感じです。

 

面倒な料理もやめました。必要ないので。

うちは、唐揚げもロールキャベツもハンバーグも作りません。

 

「家族のために作る」もやめました。

「何食べたい?」と家族に聞くのをやめました。

自分が「これは美味しい!」と思って作るものであれば

美味しいはず。だから心して食べなさい。それでいいと思います。

本当に食べたいものがあれば、

自分で自分のために作るしかないんです。

※パスタ+味噌汁の組み合わせでも気にしない!

 

自分のために料理を作る=人生をコントロールできる

一番得られた大きな気づきは、

自分のために料理を作るのは、

人生をコントロールできる

ということです。

 

「大げさな」

と思われるかもしれませんが。

世の中思い通りにならないことばかりですよね。

会社も、上司も、同僚も、恋人も、家族も、友達も、

はたまた地球環境だって自分でコントロールなんて一切できません。

 

でも自分で自分のために料理ができれば、

「その日自分が欲しているもの」

を一番美味しい形で提供できちゃうんです。これってめちゃくちゃ精神の安定につながりますよね。

そのプロセスすら楽しい。

 

私はあらかじめぐるなびなどで調べて

外食するのが苦手ですが、

それはなぜかというと

どんなに評判の良いお店でも

「これはもう少しこういう味だったらいいのに」

「私だったらもうちょっと薄味にするな」

と思うものが必ず出てきてしまうからなんです。

(私は不満は口に出さないのですが、口にだす人が苦手です)

 

一方自分で作る料理は、

例えば

「今日はめちゃくちゃお肉が食べたい!」

「今日はめちゃくちゃ辛いカレーが食べたい!」

 

などのわがままな要望もすべて満たせます。すごくないですか?

 

料理は、単純に健康になるための手段だけじゃなく

自分で自分の精神を安定させることのできる、貴重な時間です。

料理ができる自分は、どこで誰と暮らしても、きっと心身安定できる。そんな自信がでてきました。

自分のための料理、是非始めてみませんか。

 

まとめ

自分のために料理を作るようにしたら、

料理への見方が一変しました。

冒頭の本は、「自分のために料理ができない」

人の気持ちがよくわかる本で、

共感しかありませんでした。

ちょっと見方を変えれば

自分のために料理することの価値の

大きさに気づくはずです。

 

編集後記

昨日は、単発の決算申告の依頼があったため

データの確認など。

 

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