人生をやり直せるとしたら

「人生をやり直せるとしたら、いつに戻りたい?」

と聞かれたら、どう答えるか。

 

たまたま、いつも聴いているラジオで

そのようなテーマだったので

考えてみたのですが、

 

答えは

「いや、やり直さなくて良いっす」

でした。

 

※若い頃には気づかなかった美術品の美しさ

 

人生は不可逆だからこそ輝く

この「人生をやり直せるとしたら…」って

よく言われる質問ですが

ナンセンスだよなー聞かれても答えなくないなー

と思っているタイプです。

 

というのも、

やり直せちゃったら人生そのものが

色褪せちゃう気がするのです。

戻れない(不可逆)だからこそ、

輝けるんじゃないかなって思います。

 

タイムマシンが云々、というお話は

アニメだけで十分。

現実の世界で生きている私たちは、

「一度きり」の人生を

充実させるしか術はありません。

 

「若い頃はよかった」とも思わない

いま私は45歳ですが、

「子どものときはよかった」

「若い頃はよかった」

とは思わないんですよね。これは、強がりではなく。

 

もちろん

見た目も体力も落ちているし、

仕事しなきゃ食べていけないプレッシャーはあるしで

まあ色々ありますが、

心はどんどん自由になっている気がします。

 

若い頃に囚われていた

「こうするべきだ」

という呪縛からどんどん解き放たれている

気がするんですよね。

 

20代、30代くらいまでは

直線階段を頑張って登っていくイメージですが

40代以降は

螺旋階段を登っているイメージです。

 

あっちこっち寄り道して

同じところを回っているようで、

実は見える景色(視野)がいつのまにか広くなっている。

この心の自由度は

体力が落ちていく中でも

どんどん広げることができるんじゃないかと。

「知識欲」「好奇心」は年をとっても

失わないでいられると思うのです。

 

葛飾北斎は代表作のほとんどはを還暦以降に描いていて、

この方以外にも晩年に自由な発想で

花開く人はたくさんいますよね。プログミングできちゃおばあちゃんもかっこいい。

 

繰り返しになりますが、

戻れない、不可逆だからこそ

人生は楽しめると思います。

45歳の私は45歳の私なりに、

90歳の私は90歳の私なりに、

きっと楽しめるでしょう。

 

編集後記

昨日は、新しい洋服を作ろうと

生地やさんへ。

ニット生地を買ったのでポンチョでも

作ろうかと。

 

最近のあたらしいこと

CITRON 北鎌倉

Takiya Art Museum

いつも行く図書館の近くにあったので行ってみました。

とっても素敵な美術館で、秋の午後を楽しみました。

 

 

 

 

 

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