本に書いてあることが絶対じゃない

  • 2025.07.03
本に書いてあることが絶対じゃない
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たくさん本を読んできて、

自分も本を書いてきて思うのは、

本に書いてあることが絶対じゃない

ということです。

「本に書いてありました」

以前、

本に書いてあったから間違いないです

という趣旨をどなたかが言っていました。


すごく違和感がありました。

いやいや、本に書いてあったからって正しいとも限らないよ…とも。


世の中、「100%正解」なんてことはほぼありません。

本を神聖化しすぎることは危険とも思えます。

税金でさえはっきりしないことも

私は何冊か税金の本を書いていますが、

法律でがっつり決められていそうな税金でも、

ルールがはっきりしないもの(いわゆるグレーゾーン)

は本当にたくさんあります。


特に、私は「ネットビジネス」「デジタル資産」といった比較的新しい分野の本を

書いたので、それがわかります。

現状のルールに当てはめても答えがでないものがたくさんあります。


法律でさえこうなのだから、

他のことなんてなおさらです。

読書は「考えるきっかけ」くらいでいい

本を神聖化して、「書いてあることは正しい」と思い込む人は、

普段あまり読書をされない方に多い気がします。


これまで本を読んできて

明らかに認識が誤っていたこともあったし(私が書いた本含め)

これはどうだろう?

と思う記述はたくさんありました。

著者も人間だから、間違えます。しかも、著者も、世の中も、どんどん変わっていきます。


私は、本とは著者と読者のコミュニケーションだと思っています。

一方的に著者が読者に情報を伝えるものではなくて、双方向性のあるものだと。


だから、読んで鵜呑みにするのではなく、

「著者の思考回路はこうなんだな。でも私はこう考えるな」

といったふうに、

考えるきっかけ」くらいで

ちょうど良いのではないかと思っています。


むしろ、私はきれいにまとまった本はあまり好みません。それよりも、考えさせてくれる余地があるくらいの本が好きです。

自分の血肉になる読書には、

読む側も、受動的ではなく

前のめりになるくらいの能動性と、

適度な猜疑心が

求められると思っています。

編集後記

庭で育てているバジルと大葉がこの暖かさでぐんぐん成長し。

間引きする間もないまま収穫状態に!さっそく素麺やサラダに利用しています^^

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