TECH::CAMP-人生を変える1ヶ月-に参加してみて
12/22016
カテゴリー:プログラミング
2016年10月25日~11月24日にかけてTECH::CAMPというプログラミング教室に通いました。
私が受講したのは、Webアプリケーションコース。
具体的な言語でいうと、HTML、CSS、Rubyです。中でもRubyを重点的に行いました。
私たちが普段見ているWebサイトのフロント側(見た目)を整えるのがHTML、CSSでサーバーサイド側(アプリケーション、データベース)を整えるのがRubyという位置づけです。
これらの言語の基本操作を学び、実際に書いてみて最終的にオリジナルアプリを作るという流れでした。
プログラミングに興味があり勉強したい方の参考に1カ月間の体験談を書こうと思います。
受講したきっかけ
元々、プログラミングには興味を持っていました。
とはいうものの本格的に学んだ経験はなく、
- 学生のときに見よう見まねでホームページをHTMLを書いて作ってみた
- 主婦で空いた時間があったときにVBでゲーム(スロット)を作ってみた
- 事務の仕事をしているときにExcelVBAで業務を効率化した
くらいでした。
機会があれば本格的に学んでみたいと思っていました。
今回知り合いの方が参加されることを知って私も「今しかない!」とその方と一緒に参加しました。
(ちなみに友人と2人以上でエントリーした場合は受講料が10%オフ、知り合いからの紹介を受ければ5%オフになります。)
受講スタイル
受講スタイルは、キャンプスタイル(教室に通うスタイル)とオンライン(自宅学習するスタイル)の2つです。
キャンプスタイルだと、教室で直にメンターと言われる講師の方に即質問ができマンツーマンでアドバイスをもらえます。
一方、オンラインはチャット・Skypeのみの対応となります。
料金が1万円しか変わらなかったため、私はキャンプスタイルを選びました。
実際通える日は土日しかありませんでしたが、キャンプスタイルでよかったと思います。やはりマンツーマンで即メンターからアドバイスを受けられるのは成長のスピードが全く違います。
ちなみに教室は落ち着いたカフェのような雰囲気。コーヒー飲み放題です。皆さん真剣に作業されています。
料金
キャンプスタイルとオンラインスタイルで下記のとおり11万円~16万円程度となっています。(HPより抜粋)
今回私が参加したのは1ヶ月コースですが、2か月コース、「イナズマ」と呼ばれる1週間コースもあります。
2か月コースだともう少しじっくりできたかもしれませんが、私は集中してやりたかったので1ヶ月コースで合っていました。
なお、25歳以下の方は「学割」があり半額で受講できます(うらやましい・・・)。
学習方法
いわゆる先生が生徒に教える「座学」ではなく、基本「オンラインでの自己学習」が前提となります。
「とにかくやってみる、自分で作ってみる」という感じでした。
画面は次のようにカリキュラムが組まれていて、下に質問ができるチャットのウインドウが常に表示されています。
教室ではメンターが直接来てくれますが、自宅で学習しているときは、11時〜23時の間で即チャットで質問対応してくれます。
チャットの他、Skypeでも対応してくれます。
オンラインスタイルで学習する場合でも、週に1回は原則メンターとの面接がありますので、教室に行く必要があります。
ただ基本は自分で進めていく学習方法なので自己の進捗管理が必要となります。
学習時間
私が実際学習にかけた時間は、
平日・・・自宅にて2~3時間
土日・・・教室にて4~5時間
という感じでした。
きっちりと計っていたわけではありませんがトータルで80時間~90時間程度でしょうか。
それでもかなりギリギリでした(というか、オリジナルアプリは着手はできたものの完成までには至りませんでした)。
平日仕事を終わらせてから夕方・夜に学習し、土日に教室へ行ってみっちり学習する習慣としました。
思っていたよりもきつく、自営業ではなく定時がある仕事を持っている人は結構ハードではないかと感じました。
私のように飛び入り参加をするのではなく、きっちりと計画を立てて始めた方が良いでしょう。
事前に予備知識はあったほうがいい
私は前述したとおり元々プログラミングに興味があったので基本的な用語は知っていました。
しかし、多少知っていたにもかかわらず何度か同じ講義を見なければ理解できませんでした・・。
正直何も予備知識がなければかなりきついと思います。
例えばHTMLはマークアップ言語と呼ばれるものでWebサイトを作るのに使われており、タグで囲んで使うということや、CSSは見た目部分を整えるものであるなど基本的な事は知っておいた方がスムーズです。
ExcelVBA等他の言語でも使われる「メソッド」「クラス」などの概念もRubyでは重要です。
また、Rubyではデータベースとの連携が重要となるのでAccessなどで「テーブル」「フィールド」「レコード」「データ型」などデータベースの基本用語を覚えておくと理解が早いと思います。
全体的な感想
全体的な感想として。
飛び入り参加でしたが、参加して本当に良かったと思います。
Rubyはプログラミング初心者に最適
私は特にHTMLやCSSなどの見た目部分だけでなくWebプログラミングが全体としてどのように構成されているのかを知りたかったのでサーバーサイド側のRubyを学べたことは大きかったです。
サーバーサイド側の言語としては他にもPHPやJavaなどがありますが、Rubyは初心者でもとっつきやすいと言われています。
オープンソースであるため無料で開発環境を整えられ、シンプルなオブジェクト指向型言語であることも魅力です。
また、Ruby on Railsというウェブアプリケーションを開発するためのフレームワークが準備されており効率的に開発が進められます。
即質問対応は心強い
私は平日は基本自宅学習でしたので、質問はチャットを主に利用していました。
ホームページでも「即対応」と書いてありますが本当に即対応してくれます。
メンターの数も相当いるので、待たされることはありませんでした。
超基本的な質問もチャットでは恥ずかしくありません。
画像を送って質問することもできます。
エラー解決能力が身につく
プログラミングをやっていると、訳の分からないエラーに出くわします。
(しかもすべて英語です・・”Routing Error” “Syntax Error” “NoMethodError”など・・泣きそうになります)
しかしこれらのエラーはかならず「原因」があるので突き止めていかなければ先へ進めません。
仕事でも同じように試練に出くわすことがありますよね。
プログラミングでは逆にはっきりとエラーが表示されるので親切といえば親切かもしれません。
1つ1つ解決していってエラーがなくなったときは達成感があります。
こういった忍耐力や分析力をつけるのにもプログラミングは良い機会です。
年齢・性別関係ない!
教室へ通ってみると男性8:女性2くらいの割合だったと思います。
少ないなりに女性はいらっしゃいました。
しかも女性の方がメンターに積極的に質問していたような気がします。
年齢層は20代初め~30代初めがほとんど。
メンターが大学生の場合もありました。
しかし中には50代~っぽい方も。
プログラミングを始めるのに年齢、性別は関係ありません。
まとめ
前から学びたいと思っていたプログラミングの教室、TECH::CAMPへ1ヶ月参加したレポートをまとめました。
肝心なオリジナルアプリはというと・・中身はだいぶ出来上がってきたものの、見た目がしょぼく(^^;公開にまでいたっていません(ビジネスでは士業のコミュニティサイト、プライベートでは読書コミュニティを作っています)。
公開できるかどうかは分かりませんが、今後も勉強を兼ねて作成を続けていきます。
正直、今後の業務に生かせるかどうかは分かりません。
しかし文系理系にかかわらずプログラミングは勉強してて損はないものです。
学校教育でも今後必修の動きが出てきています。
是非興味ある方は参加してみてください!
TECH::CAMP(テックキャンプ) – 人生を変える1ヶ月
編集後記
息子が「はんだこてを使って何かを作りたい」と突然言い出しました。
技術家庭の授業で使っているようです。
何かと言われてもな・・表札でも作るか・・と悩み中です(^^;