前からちょっと苦手な言葉があります。

それは「自分磨き」です。

今日も看板も見かけて思わず

写真を撮ってしまいました。

 

なぜ「自分磨き」が苦手か?

強制されている感じが。

「え、ただ生きてるだけじゃダメなんだ」

と単純に思うからです。

 

・・・昨日は「勉強が大事!」

というブログを書いておきながら

なんというちゃぶ台返し、とは思うのですが

事実です。

 

「自分磨き」の言葉をググってみると、

  • 異性にモテるための自分磨き
  • 良い会社に就職するための自分磨き

・・などなど、

他者からなんとか認められるための

手段として「自分磨き」が捉えられていることが多いです。

 

例えば、女性の自分磨きに「料理」が挙げられる理由として、

「異性からモテるために!」

と書かれている記事を見かけましたが、

いや知るかと。

わたしは自分と大事な人に美味しいと思ってもらいたいから

毎日自炊するんだ悪いか。

 

話がそれました。

 

「自分磨き」をしていない人はダメな人。自己責任なんだから何があっても文句言えない!

という風潮がなんだかギスギスしてて苦手なんですね。

 

「使えない人」

という言葉も本当に苦手なのですが、

人に対して「使えない」という言葉を使うようになったのも

行き過ぎた効率主義の果てなのかな、と。

 

のび太くんのお父さんのように、

そこまで優秀じゃなくても、頑張って仕事して、家ではゴロゴロして、

そんな人でも

包摂できるような社会って豊だなあと(今では絶対認められない)。

 

ただ頑張って生きてるだけじゃだめな世の中はキツイ

ですね。

(まあのび太くんのお父さんはもうちょっと頑張っても

良いとは思いますが)

 

自分磨きの先は?

この自分磨きの罠は、

「目的の不在」

もあると思っています。

 

エステ・ネイルでキラキラになった、

英会話も通った、

料理教室も通った、

プログラミングもかじった、

次は簿記資格を・・・

といった

自分磨きの先には何があるのか。

 

もちろん、

「経済的自立をしたい」

など明確な理由がある人だったら良いと思います。

私も税理士資格を取ったのは経済的自立が大きな

理由でした。

 

ただ、多くの場合は

「社会人がとっておくべき資格10選!」

「愛される女子がやっておくべきこと」

といった記事に流されているだけなんじゃないかと。

 

「お金持ちになりたい」

というのも厳密的には目的になり得ないですよね。

お金は単なるツールなので、

何をしたいかが重要です。

 

自分のために学びたい

書いててこの「自分磨き」と言う言葉、

他者目線だから苦手なんじゃないかと気付きました。

 

「自分を磨く」というと、下から上に上がっていく感じですが、

人ってそんな直線的に生きてるわけじゃないので。

横道に逸れたり、

迂回していたり

するのも許される世の中が良いなあと。

 

「それなんの意味ある?」

「それでどうやって稼げるの?」

ということをしている人は魅力的だし、

私もそういう部分を持ちたいです。

 

世の中から求められることに対して

自分を磨くのではなく、

自分と周りの人をいつもご機嫌でいさせるために

好きなことを学び続けたいと考えています。無理なく。

 

ちなみに現在の私の「自分磨き」

は、家庭菜園とコンポストを続けることです。

(うん、世間に求められてないことだな^^;)

 

 

編集後記

最近、息子がホットクックで夕飯を作ってくれます。

トマトの煮込みがすごく美味しくてびっくりしました。

 

最近のあたらしいこと

Contact form7のアレンジ

« »