「不完全なアウトプットの場」があってもいいと思い、コミュニティを作った。
8/262024
カテゴリー:コミュニティ
2024年4月から、コミュニティを始めています。
「ひとり仕事を楽しむコミュニティ『結NITY』」という名前で、
その名のとおりひとりで仕事をする人が、メンバーと交流する・学び合うことによって
仕事や人生を楽しむためのコミュニティです。
https://freebiz-consulting.com/community/
作る前に意識していたのが、「不完全なアウトプットの場」を作りたい、というものでした。
※毎日不完全なアウトプット(下手な絵)をさらし続けています
有益性・効率性から離れた場所もあっていい
なぜそう思ったのかと言うと、
あまりに今の時代が「有益性」「効率性」に偏っているからですね。
よくSNSやブログは「有益な情報を」と言われます。
もちろん、それはすごく大事なことです。
私も、このブログやHPで発信する際には
「誰かに役立つこと」を意識して書きます。
ただ、そればかりだと疲れちゃうと思うんですよね。
有益性・効率性とは真逆の「ただ話す場所」があったっていいんじゃない?
と思ったのもコミュニティ組成のきっかけでした。
教える・教えられる関係から離れる
もうひとつ、ずっとモヤモヤしていたことがあります。
それは、「教える・教えられる」の関係から離れた、フラットな対話の時間って必要なんじゃないかと。
私は普段セミナーや講師業もやっているので、
意外に思われるかも知れません。
確かに、特定の分野で経験や知識が人よりあり、それを
誰かに役立てることは素晴らしいことだと思っています。
ただ、「学び」の観点から考えたら、
そのような役割がはっきりしているような関係(教える人・教えられる人)だけだと
不十分な気がします。
本来、学びは誰かから一方的に教えられるものではなくて相互関係的なものだと思うんですよね。
そのポイントが、役割が不明確な対話なんじゃないかと思っています。
先生にもなるし、生徒にもなる関係。
「話を聞いてもらえる場」
というわけで、コミュニティ内では
私は講師役はつとめません。あくまでファシリテーターとして振る舞っています。
講師をしてくれるメンバーの方、参加する方いずれもあまり力を入れすぎないようにお願いしています。
(とはいえ、皆さんすごいアウトプットをしてくれるのですが…)
人の時間をいただいているのだから有益なものにしたいとか、
そういうことからなるべく離れて自由に発信できるような場にしたいんですよね。
紹介ページでは、「アウトプットの実験場」みたいな書き方もしています。
大人になると、「なんてことない話を聞いてもらえる」場って少ないですよね。
子どものときはあんなに大人に聞いてもらっていたのに、
大人になった途端誰も聞いてくれなくなる。
その受け皿として、コミュニティという手段は悪くないなと思っています。
運営者とその他のメンバー、という関係になってしまうと1対Nですぐに行き詰まりますが、
N対Nの関係であれば誰かが抱え込まずに済み、心地よい空間ができると思っています。
学ぶことができ、かつ不完全なアウトプットが安全にできる場所。
そんなコミュニティを目指しています。
編集後記
先週は、息子の誕生日だったので恒例の温泉旅行。
1人暮らしを始めた息子と久しぶりに会うのが嬉しすぎて。
宿も食事も素晴らしく、そして元気そうな息子にも安心しました^^
最近のあたらしいこと
湯河原 珈琲ウエスト 駅前店