隣の芝生は青いけれども。自分に合った働き方をすればいい
10/12018
カテゴリー:My働き方改革
先日、とある同業者の法人へ訪問することがありました。
移転したばかりとあって、色とりどりのお花の数々、清潔な会議室(大きなスクリーンあり)、従業員がゆっくりできるカフェテリア、無料自動販売機、お茶を運んでくれるキレイなお姉さん、和気あいあいな従業員のやりとり・・などなど、
久しぶりに「オフィス」なるものを覗いてきました。
自分がそういった「オフィス」に勤めていたときは感じなかったキラキラ感。
そしてなんとなくよそ者っぽい気がして後ろめたくなる自分。
不思議な気分でしたが、「会社員もいいな。でもやっぱり私は独立がいいかな」と思いました。
隣の芝生は青い
独立する前は、
「あーフリーランスって自由そうでいいなあ」
と思っていました。
先に独立した人のブログを見ては、「なんか楽しそう」と思って憧れていました。
さて、勢いで独立した後どうなったか。
楽しいフリーランス生活!とは程遠く、
- 毎日やることを決めなければならない
- 1から仕事を自分でとってこなければいけない
- お金がどんどん減っていく
- 営業から事務まで全部自分でやらなくてはならない
- 相談する人がいない
- 漠然とした不安
と初めて体験することばかりでしんどいものでした。
やっぱり隣の芝生は青く見えるものです。経験してみなければ分からないことばかりでした。
会社員の良い面もわかった
フリーランスとしての生活が落ち着いてきた頃、嫌だと思っていた会社員の良い面も分かりました。
- 毎日するべきことを与えてくれる
- 毎月決まった給料が入ってくる
- 税金計算、社会保険事務などは会社の人がやってくれるので本業に集中できる
- 研修に行く機会を与えてくれたり、同僚と情報交換もできる
- 会社にある設備を利用できる
など。
自分がその立場にどっぷり浸かっていると、ありがたみは感じられないものなんだと気づきました。
特に、「毎日すべきことを決めなければならない」フリーランスと、「毎日すべきことを与えられる」会社員とでは、心理的負担が全く違います。
こんなに業務振られて!と思うときもあったけど、「すべきことがある、決まっている」って心理的には楽な部分もあるんだなあ、と独立してから気づきました。
それでも独立してよかった。その人に合った働き方をすれば良い
こんな感じで隣の芝生を見ては「いいなあ。」といつも言っている自分ですが^^;、
独立はしてよかったし、今後も続けたいと思っています。性に合っていたのかもしれません。
2つを経験してわかったのは、どちらが優れているとかではなく、その人に合った働き方が必ずある、ということです。
私は会社員の負の部分ばかりが目につき勢いで独立しましたが、落ち着いて考えてみると(本当は独立前に落ち着いて考えるべきですが)会社員の良さもたくさんあることに気づきました。
毎日やるべきことが決まっている方がいい、安定した給料がほしい、という人も沢山いると思うし、
そんな人が無理に独立・起業する必要はないと思っています。
また、
会社員VSフリーランス・起業という大雑把な分け方をせずに、色んな組織・コミュニティに属しながら働く、といった形が今後普通になってくると思っています。
会社員として安定した給料をもらいながら複数のオンラインサロンに入って仕事をしてもいいし、別の会社の役員になってもいいし、起業・独立して自分のやりたいことに挑戦するのも良いと思います。
大企業とベンチャー、個人がタッグを組んだりするのも面白いですよね。
そのためには兼業禁止など時代錯誤な規則を廃止した流動性ある組織が増えることが必要ですが。
すべての人が様々なコミュニティで能力を発揮するような働き方が、理想です。
編集後記
金曜日は、非居住者のお客様が帰国されたということで打ち合わせを。
美容に良さそうな石鹸をお土産にいただきました。
日曜日は、恐ろしいくらいの雨風に眠れませんでした・・停電が心配でしたが無事でした。
Today’s New
とある雑誌の出版社の方と面談