私がなりたくないダサい大人の基準
10/182018
カテゴリー:子育て
※アイキャッチは英語を学ぶ息子
先日女性雑誌に取材協力をしましたが、何人かの方が記事を見てくれて、
「かっこいい!」
とおっしゃってくださいました。
40代に突入した今の私にとっては「かっこいい」が最上の褒め言葉なので嬉しかったです。
これからも「かっこいい」と言われる大人でいたいです。
ふと、「かっこいい大人」はどういう人たちなのだろう、考えてみましたが
なかなかまとまらなかったので、その逆の「ダサい大人」を考えてみました。
かっこよくなるためには、まず「ダサい大人」をやめることからだと思います。
目先のこと、身近なことしか考えられない大人
先日朝倉祐介さんが書いた『ファイナンス思考』という本を読みましたが、その中で「PL脳」の弊害について書かれていました。
PL脳とは、売上ー費用=利益というPLの単純さを利用し、目先の売上や利益を最大化することを目的とする短絡的な思考態度のことと著者は説明しています。
例えば日本企業の多くの幹部は内部昇進者であり、高齢でしか役員になれないことが挙げられています。
高齢でしか役員になれないとすると、役員である期間が短く、定年までの任期をどうそつなく過ごせるか、といった思考(PL脳)になりがちと著者は指摘しています。
これを読んで私も、とある企業で定年になった役員の方が
「これからは家族とともに、好きなことをして穏やかに過ごそうかと思います」
と言っていてなんとなく違和感があったのを思い出しました。
もう、自分とは関係ないから会社はどうなってもいいんですかね、と。
同様に、今の国家の政策も目先のことばかりしか考えていないように思えます。制度を複雑にするだけして。
一方で、先日見かけたのは80を超えてプログラミング言語(Swift)を勉強し、同年代が楽しめるゲームアプリを作ってしまったおばあちゃんの話。
「定年後何するのも自由だろう」と言われそうですが、やっぱりセンスある、かっこいいと思えるのはこういう人ですね。
目先のことや、自分のごく身近のことしか考えれない大人はやっぱりダサいと思っています。
自分より若い人をバカにする大人
とある会計業界のセミナーへ行ったときのことです。
会計業界のIT効率化が内容だったのですが、講師の方が
「記帳などの簡単な仕事は若い人に任せてしまって」
「こんな単純作業でも若い人だと時間がかかってしまうんですよね」
「プログラミングを武器にという若い人がいるけど、私だってできますし」
などと(ちょっと大げさに書いていますが)若い人をバカにする発言が多い方でした。
そのときも
「若い人から学ぶことができない、ダサい大人だなあ」
と思いました。
私はどう考えても自分の20代・30代のときよりも、今の20代・30代の人のほうがしっかりしているし、勉強もしていると思っています。
そう思えるのは常に若い人から学ぼうと思っているからです。
「長い時間生きているから偉い」なんてことはないはずです。
もちろん長く生きているからこそ若い人よりは経験があるのでこちらから教えられることもあるし、逆に若い人から教えられることもたくさんあります。
「謙虚に学ぶ大人」がかっこいいと思います。
器が小さい大人
「器が小さい」ということはどういうことなのか、なかなか説明し辛いのですが。
例えば、昨日「他人の言葉を使っていたら文章に魂が宿らない」という記事を書きましたが、他人軸で生きている大人も器の小さいことしかできないと思います。
自分の言葉で生きていない人は「自責」という考え方ができず自分の行動の原因を外部に依存します。
また、最初に何かもらってから行動するという「ギブアンドテイク」という考え方も、若い人ならまだしも、大人がいつまでもこれだと器が小さいままだと思っています。
今まで蓄積してきたノウハウを、若い人のために使うというスタンスの大人はまだまだ少ないように思えます。
「損から行動する」のはなかなか難しいですが、
誰かから何かをもらってからでなければ返さない、そんな器の小さいダサい大人にはなりたくないです。(自戒をこめて)
まとめ
私が考える「ダサい大人」を書いてみました。
もしダサい大人になっていたら、いちばん身近に見ている子供が敏感に感じ取るはずです。
子供が見てかっこいい大人、かっこいい母ちゃんでいたいと思います。
編集後記
昨日は問い合わせ対応、今週末のセミナー準備など。
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