FAXを記念品と思ったエピソード

先日、長らく海外の企業で仕事をした経験のあるフリーランスの方から単発相談を受けた時のことです。

その方は、日本に戻って企業で働いたときに感じた違和感をはなしてくれました。

特にITに関しては、「自分がいない間に日本は急速に進んでいるだろう」と思っていたらしく。

面白いエピソードを聞かせてくれました。

その方がオフィスにあったFAXを見て同僚に、

「懐かしい!昔こういう機械ありましたよね」(なんの悪気もなく)

と言ったところ、

「え、今も普通に使ってるんだけど」

と返されてその場が凍りついたという話。

その方はFAXをその昔使っていた「記念品」としてオフィスに飾っているのだと勘違いしたのでした。

それくらい時代錯誤のものだったんだなあ、と興味深く聞きました。

このエピソードはあくまで偏った一例ですが、知らないうちに井の中の蛙状態になっていることは組織・個人問わずあるかもしれません。

井の中の蛙状態にならないために、お勧めできることを書いてみます。

好奇心を持つ

年をとるにつれ、新しいことを始めるのが億劫になってきます。

つい「私には関係ないや」

と考えがちですが、そのような思考グセをなくして、好奇心を持ち続けることで井の中の蛙状態を避けられると思っています。

そのためにはちょっとでも好奇心を持ったら即行動する、ということを実践しています。

行動するといっても、すごいことをいきなりするのではなく「ググる」「本を買う」くらいの「ちょっとした行動」です。

その「ちょっとした行動」を日々起こすことができれば、視野を広く持ち続けられます。

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様々な世代から学ぶ

学校・会社と年齢が近い人とばかり群れていると視野が狭くなると感じています。

そこで、なるべく様々な世代の方と接する機会を持つと、視野が広がります。

私の場合は幸い仕事柄(税理士)、様々な年齢層の経営者の方と接することができるので大いに刺激となっています。

会社員の方であれば、セミナーやワークショップに参加してみると様々な方がいて刺激になるので良いでしょう。

もちろん最低限の礼儀は必要ですが、仕事・プライベートを通じて情報交換するのに年齢は関係ないと思っています。

どんな世代の方からも良いところを吸収していく、という気持ちがあればいつまでもバランスの良い思考状態を保てると思っています。

 

外に目を向ける

人はその人の属しているコミュニティ(家族、学校、会社、交友関係、、)における価値観を絶対的なものと考えてしまいがちです。

先程のエピソードの話ではありませんが、

私の属している業界でも、いまだに記念品のFAXが割と主流のコミュニケーションツールだったりします。

その業界しか知らなければそれが「当たり前」になってしまうのも仕方ないかもしれません。

ただその「当たり前」が通用する世界は恐ろしいほど狭いかもしれません。

「頑なに変わらない人」「あの人変わらないね〜」

は一歩間違えれば悪い意味にも使われます。

属しているコミュニティの価値観が唯一のものではないことに気づき、なるべく外に目を向けてみましょう。

ちょっとした行動(個人のブログを読んでみる、普段行かない場所へ行ってみる)だけでも視野が広がるはずです。

 

まとめ

井の中の蛙にならないためにお勧めできることを書きました。

どんな世代ともコミュニケーションをとることができ、様々なコミュニティに属すことのできるバランスの取れた大人ってやっぱりカッコいいなと思います。

年々体力は失われますが、好奇心だけは衰えないように、ちょっとした行動を続けませんか。

 

編集後記

昨日は、確定申告の大詰め。

夕方は、横浜で仲良くさせてもらっている同業者の方と夕食を。

気分転換になりました。

 

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