テクノロジーを武器に、個人・中小企業が主役になる世界を望んでいます
9/132019
消費税増税が間近です。
更に2023年10月から小規模の個人事業主・中小企業にとって負担のあるインボイス制度が導入されます。
個人・中小企業は人材面・資金面で今も大変であるのに、
今後さらに大変になってしまう改正が続きます。
そんな時代でも、私は個人・中小企業が主役となる時代を望んでいるし、
スモールビジネスを行うすべての人を応援していきたいと思っています。
※個人で運営するお店を応援したい※
「規模が小さいから不利な状況」はテクノロジーによって改善されてきている
最近良いなと思ったのが「STORES.jp」(ネットショップを作れるサービス)、「Coiney」(小規模店舗が使える決済サービス)を運営する佐藤裕介さんのこちらの記事です。
[議論]佐藤裕介「大企業から個人へ、経済を民主化」:日経ビジネス電子版
大企業に比べて資金面、人材面で苦しい立場にあった中小企業が、
テクノロジーによって力をつけていくことができる、それこそが社会を伸ばす力になる
といった記事でした。
確かに、数年前と比べてテクノロジーの力によって「規模」の格差はなくなってきていると感じています。
個人ができることは飛躍的に増えています。
ネットビジネスに強みを置いた理由
先日書いた『税理士が知っておきたいネットビジネスの仕組みと税務』という本では、
テクノロジーの進展によって可能となった新しいビジネスの
内容と、税務を書きました。
そもそも私がネットビジネスに強みを置いたのは、「需要がある」というのも理由ですが、
「個」が主役になっていく今後の世の中をイメージし、そういう人たちを応援したいと思ったからです。
先ほど紹介した「STORES.jp」についても本の中で紹介しました。
少し前だったら個人が物販を行うことはとてもハードルが高いものでしたが
テクノロジーの進化によって誰でもネットショップが持てるようになりました。
仮想通貨も同じ理由です。
通貨は「中央銀行」という巨大な権力の下でしか効力を発揮しなかったのが、
誰でも通貨を発行できるという、こちらも「個の力」を感じたのでした。
個の力+テクノロジーの力で可能性は無限大
今後もますますテクノロジーは進化して規模の大きさはそこまで関係なくなってくるでしょう。
大量生産される同じような商品、
駅前に並ぶ大企業傘下のチェーン店
に薄々嫌気を感じている人も多いのではないでしょうか(私もその一人です)。
安いものを多く、均質に、という時代は人口減少時代、多様な価値観の時代には
合いません。
テクノロジーで多様な需要を吸い上げる仕組みが整いつつある現在、
個の力が台頭してくればワクワクするサービスや商品がたくさん生まれるのではないでしょうか。
ですので、私は今後も個人や中小企業などスモールビジネスを行う人たちを応援していきます。
まとめ
テクノロジーを武器に、個人・中小企業が主役になる世界を望んでいることを書きました。
今後さらにワクワクする時代に入っていくと思っています。
編集後記
昨日はセミナー準備、本屋さんへ偵察など。
最近のあたらしいこと
税理士の井ノ上陽一さん著『やってはいけないExcel』読了。
「そうそうこれはいかん!」
「あ、これやっちゃってた・・」
と共感と新たな発見で一気に読んでしまいました。