消費税増税が間近です。

更に2023年10月から小規模の個人事業主・中小企業にとって負担のあるインボイス制度が導入されます。

個人・中小企業は人材面・資金面で今も大変であるのに、

今後さらに大変になってしまう改正が続きます。

そんな時代でも、私は個人・中小企業が主役となる時代を望んでいるし、

スモールビジネスを行うすべての人を応援していきたいと思っています。

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※個人で運営するお店を応援したい※

「規模が小さいから不利な状況」はテクノロジーによって改善されてきている

最近良いなと思ったのが「STORES.jp」(ネットショップを作れるサービス)、「Coiney」(小規模店舗が使える決済サービス)を運営する佐藤裕介さんのこちらの記事です。

[議論]佐藤裕介「大企業から個人へ、経済を民主化」:日経ビジネス電子版

大企業に比べて資金面、人材面で苦しい立場にあった中小企業が、

テクノロジーによって力をつけていくことができる、それこそが社会を伸ばす力になる

といった記事でした。

確かに、数年前と比べてテクノロジーの力によって「規模」の格差はなくなってきていると感じています。

個人ができることは飛躍的に増えています。

ネットビジネスに強みを置いた理由

先日書いた『税理士が知っておきたいネットビジネスの仕組みと税務』という本では、

テクノロジーの進展によって可能となった新しいビジネスの

内容と、税務を書きました。

そもそも私がネットビジネスに強みを置いたのは、「需要がある」というのも理由ですが、

「個」が主役になっていく今後の世の中をイメージし、そういう人たちを応援したいと思ったからです。

先ほど紹介した「STORES.jp」についても本の中で紹介しました。

少し前だったら個人が物販を行うことはとてもハードルが高いものでしたが

テクノロジーの進化によって誰でもネットショップが持てるようになりました。

仮想通貨も同じ理由です。

通貨は「中央銀行」という巨大な権力の下でしか効力を発揮しなかったのが、

誰でも通貨を発行できるという、こちらも「個の力」を感じたのでした。

個の力+テクノロジーの力で可能性は無限大

今後もますますテクノロジーは進化して規模の大きさはそこまで関係なくなってくるでしょう。

大量生産される同じような商品、

駅前に並ぶ大企業傘下のチェーン店

に薄々嫌気を感じている人も多いのではないでしょうか(私もその一人です)。

安いものを多く、均質に、という時代は人口減少時代、多様な価値観の時代には

合いません。

テクノロジーで多様な需要を吸い上げる仕組みが整いつつある現在、

個の力が台頭してくればワクワクするサービスや商品がたくさん生まれるのではないでしょうか。

ですので、私は今後も個人や中小企業などスモールビジネスを行う人たちを応援していきます。

まとめ

テクノロジーを武器に、個人・中小企業が主役になる世界を望んでいることを書きました。

今後さらにワクワクする時代に入っていくと思っています。

編集後記

昨日はセミナー準備、本屋さんへ偵察など。

最近のあたらしいこと

税理士の井ノ上陽一さん著『やってはいけないExcel』読了。

「そうそうこれはいかん!」

「あ、これやっちゃってた・・」

と共感と新たな発見で一気に読んでしまいました。

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