昨日、データサイエンティストのお客様と打ち合わせをしたときの話です。

その方が、

「データ分析、ってそこまで高度なものは必要ないんですよね」

ということをおっしゃっていて印象に残りました。

最近よく聞く「DX」(Digital Transformation)と関係があるなと。

本記事では、DXよりも先にしたほうが良いことがあるんじゃないか

ということを書いてみます。

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※最近読んだIT本※

チェーンソーで型紙を切ることの無意味

お客様が、

意外と現場ではチェーンソーで型紙を切るようなことをしてるんです」

とおっしゃっていました。

つまりは、高度なAI技術(チェーンソー)を使うほどのことでもないことに対し、

「なんか役に立ちそう」「すごそう」

というイメージだけでお金を払って使っていると。

よくよく業務を観察してみると

意外とハサミ(Excelその他安価なツール)でできることもあるんですよね。

このようなケースに欠けているものはなにか、

と考えたとき、思いつくキーワードは「現場」です。

必要なツールは、現場でないとわかりません。

現場が実現したいことを明らかにする

AI、RPA、DXなど新しい言葉が出てくると

「なんかしなくちゃ」

と焦りを感じるかもしれませんが、

大切なことは「実現したいこと」を明らかにすることと考えています。

実現したいことのために、本当に高度な技術が必要なのか。

このことを考えるためには

「現場」がまず「実現したいこと」を明らかにすることが

前提と考えます。

実現したいことが明らかになっていなければ、外部の専門家がどんなに高度な技術を

提案しても意味がありません。

DXよりも先にしたほうが良いこと

ということで本日の本題としては、

いま流行りの「DX」も上記と同じことが言えるのではないか、ということです。

そもそもDXの定義も人それぞれで、

すごく曖昧ですよね。

そういった曖昧な言葉が先走ってしまわないように、

まずが現場で「実現したいこと」

を整理したほうが良いと思っています。

当然のことながら私のようにひとり事務所を営んでいる人と、

従業員が何人もいる大きな組織を営んでいる人とでは

実現したいことが異なるはずです。

場合によっては、

業務のリストラ(やっていたことを、やめる)

も必要になるでしょう。

具体的なツールは、その後です。

私はひとり事務所なので

必要に応じて自由にExcel、マクロ、VBA、RPA、その他プログラミングなど

利用しています。

もしかしたら組織によっては

「何も追加のシステムは必要ない」「今のシステムで対応可能」

という結論に達するかもしれません。

「DX」という言葉ありきではなく、

まずは目の前の現場を把握する。

これが大事と考えています。

 

まとめ

DXよりも先に、

「実現したいことを明らかにする」

ことの大切さを書いてみました。

 

編集後記

火曜日は、個人の方向けにクラウド会計freeeの導入コンサルティング。

ブログをみてご連絡いただいたとのことでした。

とても魅力的な事業内容で、応援してます。

 

最近のあたらしいこと

以前レンタルスペース運営で使っていたスペースに再訪

またレンタルスペースになっていました!

 

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リソースの足りないフリーランスこそ、書く仕事をお勧めしたい理由3つを話しました。

書く仕事をしていきたい方の参考になればと思います。

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