「意見すること」「逃げ出すこと」で世の中は変わる - 『ニュータイプの時代』

「意見すること」「逃げ出すこと」で世の中は変わる - 『ニュータイプの時代』
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コンサルタントとして活躍されていた山口周さんの本が好きで、よく読んでいます。

最近読んで面白かったのが、『ニュータイプの時代』という本です。

 

こちらの本は、

「問題を解決する」ことを得意とし、資本主義社会で成功する人物=オールドタイプ

「問題を見つける」ことを得意とし、価値を創出する人物=ニュータイプ

と2つに分け、20世紀はオールドタイプが活躍できたが、

今後はむしろ害となり、ニュータイプが必要不可欠となる

ということが書かれています。

その中でも興味深かった、

組織の誰もが、上に向かって遠慮なく「意見すること」「逃げ出すこと」によって

世の中が変わっていく、といった部分です。

残業時間を制限しても意味がない理由

「働き方改革」でいつも違和感を抱くのが、

仕事時間を制限することが主な対策となっている点です。

この本にも書かれていますが、1930年、経済学者のケインズは「将来、人々は週に15時間(1日に3時間)しか働かなくなる」と予言しています。

結果は、テクノロジーが発展し、生産性が飛躍的に向上したにもかかわらず、

人々の労働時間は100年前とほとんど変わっていません。

ケインズの予測は外れたと考えることもできますが、

山口さんは異論を唱えます。

すなわち、ケインズの予言は実現した。有史以来、人間を悩ませ続けてきた「不満・不安・不便」を解消するために重要な労働は、1日に3時間程度で済むようになった。残りの時間は、実質的な価値を生み出さない「虚業的労働」に陥っている、という考えです。

私もこの考えがストンと落ちます。

人々は、働かなくなってもよくなったのに、空いた時間を価値を生み出さない虚業的労働に費やしているのではないかと。

この虚業的労働のことを、最近では「Bullshit Jobs」(直訳すると牛の糞仕事。無意味な仕事のこと)と呼ぶそうです。

残業時間が減ってもこのような無意味な仕事がなくならなかったら意味がありません。

Bullshit Jobsがなくならない理由

20世紀には仕事の「意味」は誰か(欧米諸国など)が与えてくれて明確だったので、

オールドタイプは意味を考える必要がなかったということがこの本で指摘されています。

頑張って働いて結婚し、車や家を買って、それなりの生活ができる。

しかし今は物質的に満たされているし、解決策は豊富な一方でなんのために働くのか?といった「意味」が

重要視されている時代です。

以前私は目の前の仕事をする意味がわからなかったので

当時の職場にいたオールドタイプ(勝手に決めつけますが)

の先輩に意味をきいたところ、

「前から決められていることなのだからつべこべ言わずにやってください」

と注意された理由がようやくわかったのでした。

オールドタイプは「意味」を問われるのはとても苦手なのですね。

一方で権力はある。

このようなオールドタイプが既得権益を守るために

無価値なBullshit Jobsが温存されている部分もあるのではないでしょうか。

仕事で大切なのは「生産性」じゃなくて「意味」だ

しかし、「意味のわからない」「かえって世の中の害になる」仕事をやらされ続けるのは本当に苦痛です。

私くらいの経験であれば問題ないですが、

中には自分の倫理に反した仕事を命じられ、

心を病んで自殺してしまう人もいます。

日本人は世界一会社が嫌いな国民ということですが、

それは仕事の「意味」を感じられないからではないでしょうか。

働き方改革は、生産性ばかり取り上げられますが

その前に仕事の「意味」を議論したほうが良くて、

Bullshit Jobsを根こそぎなくし、

その時間をそれぞれが好きなことをする時間に充てたほうが

ずっと改革につながると思っています。

意味が感じられない仕事には意見しよう、変わらなければ逃げよう

山口さんはこれからのニュータイプはオピニオン(意見する)、逃げる(エグジット)が有効だと言っています。

私もここは本当に共感して、

世の中の無価値な仕事をなくしていくためには、

組織の誰もが上の人に躊躇なく意見し、

意見できないような環境であれば逃げる(職場を変える)

ことが必要だと思っています。

その結果、無価値な仕事をしている組織や人は儲けられなくなりますし、

世の中にとっても余計なゴミを生み出さないため

良いことばかりです。

 

まとめ

山口周さん著の『ニュータイプの時代』で気になった点を紹介しました。

いわゆる「老害」というのがオールドタイプにも一部当てはまるのではないか

と感じ、自分もそうならないよう

常に意味を考えながら仕事、そして生活をしていきます。

 

編集後記

週末は、取材記事のチェックなどをしました。

 

最近のあたらしいこと

ダブルガーゼの生地で春用ストールを作ってみました。

ターコイズ色が好きなので、ユザワヤで見つけた生地で。

フリンジ部分は地道に横糸を抜いていくという

凄まじく非生産的なことをして楽しみました^^;。

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