最近意識している言葉が、「研究」です。

よく「大人になってからも勉強が必要」

と聞きますが、大人にお勧め(かつ必要)なのは「勉強」ではなく「研究」だと思っています。

その理由を書いてみます。

勉強と研究の違い

私が思う勉強と研究の違いは、「新しい発見ができるかどうか」ということだと思っています。

勉強=既に正解のある知識を得る

研究=知識を基に、新しい発見をする(「発見」といっても世紀の大発見ではなく、自分なりの「発見」)

という図式です。

子供のうちはもちろん研究のために必要な基礎能力を身につける勉強は必要でしょう。

でも、大人になったら勉強だけでなく研究が必要だと思っています。

ITの進歩、AIの進化によりますます「未知(新しい)発見ができる」能力が必要な時代になっているからです。

自分なりの発見をまとめ、意見できるようになればそれは「研究の成果」ではないでしょうか。

研究は論理的思考が身につく

研究は「問題意識」から始まります。

問題と感じているテーマ、興味あるテーマに関する先行研究を調べ、自分なりの考えをまとめていく過程は、論理的思考を身につけるのにとても良い方法だと思っています。

体(脳含む)で覚える、といったイメージでしょうか。

このことを肌で感じたのは大学院で論文を書いたときです。

正解のある「勉強」と違って研究は他者の意見を客観的に評価し、自分の言いたいこと論理的に表現しなければなりません。

既に正解のある問題をひたすら詰め込んできた私にとって、論文を書く行為は今まで使っていなかった脳の部分使い大変なことではありましたが同時に刺激的でもありました。

ロジカルシンキングの本を何冊も読むよりも、実際に自分の手と頭を動かす「研究」のほうが論理的思考を鍛えてくれます

今まで研究してきたもの・しているもの

「研究」とまでは言えないかもしれませんが、今まで研究してきたもの・しているものは以下です。

  • 非居住者・外国法人の課税(大学院の論文テーマ)
  • インターネットビジネス(実際にせどり、アフィリエイト、Adsenseを行ってみた)
  • 仮想通貨(実際に仮想通貨購入・売却、ICO参加、ファンド投資をしてみた)
  • オンラインプログラミングスクール(Ruby,HTML,CSS等)受講
  • 現物出資(自分の法人設立に際して)
  • Excel VBA(Excel VBAスタンダード試験受験)
  • ECサイト構築(Wordpressで音声販売)
  • RPA(Robotic Processing Automation)経験
  • 会計・決算書をどこまで分かりやすく説明できるか(書籍執筆を通じ)
  • AI、ディープラーニング(AI G検定に申込済)
  • 電子ピアノ(子供のときに習っていた期間1年未満でどこまで弾けるか研究中)

どれも「自分なりの研究結果」を出せるくらいまでになりたいという思いからです。

いくら本を読んでも、人の話を聞いてもそれは「勉強」にとどまってしまいます。

自分の思考と行動、そしてそれによる結果が伴う「研究」は大人にこそお勧めできる遊びであり、本当の意味での勉強だとも思っています。

何が仕事に結びつくか、分からない時代です。

人から言われて始めるお勉強ではなく、自分の内から「知りたい」が湧き出る研究、始めてみませんか。

編集後記

昨日は、メール相談など。

海外移住される方の相談でした。

夕方からは、3歳年上の夫の誕生日祝いをお寿司とケーキで。

お互い40代、子供も16歳。結婚したときはお互い20代だったのに、良い年になりました。

長年会社員である夫の話はフリーランスの私にとっては新鮮で、貴重な情報源です。

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