[お勧め本]ビジネス書も良いですが、小説もいかがですか 女流作家のお勧め
12/222016
カテゴリー:本
読書は好きな方です。
ビジネス書や実務書ばかり読んでいると、無性に小説やエッセイが読みたくなります。
今日は、私の好きな女流作家とお勧め本を紹介します。
好きな女流作家① 向田邦子さん
向田邦子さんというと、脚本家としてのイメージが強いですね。
人気TV番組「寺内貫太郎一家」「阿修羅のごとく」(こちらは2003年に映画化されています)など数多くの脚本を手がけています。
小説も「あ、うん」「父の詫び状」など日々の暮らしを丁寧に描いた作品を書かれています。
その中でもお気に入りなのが「思い出トランプ」という短編集です。
好きな女流作家② 宮尾登美子さん
宮尾登美子さんは、2年前の2014年にお亡くなりになられた高知県出身の小説家です。
高知の遊郭で芸妓紹介業を営む家庭で育ち、そのときの経験を綴った自伝小説を多く書かれています。
その自伝小説のなかでもお勧めなのが「櫂」という小説です。
この小説は15歳で芸妓紹介業を営む男性と結婚した女性の心の葛藤を丁寧に描いた正に宮尾さんの自伝的小説です。
大正時代、まだまだ女性の立場が弱かった時期に様々な試練を乗り超えていく女性の心理が丁寧に描かれています。
耐えて、苦労して、でも芯はしっかり持ち・・という現代ではありえない程の心の強さを持った主人公に惹かれます。
また、大正時代の高知での生き生きとした街や人々の煌びやかな描写も見事です。
好きな女流作家③ 小川洋子さん
好きな女流作家の3番目は、小川洋子さんです。
幻想的でちょっと危ういストーリーがとても気に入っています。
有名なところでいうと2004年に執筆された「博士の愛した数式」でしょうか。
80分しか記憶がもたない博士と、家政婦のシングルマザーのやり取りが印象的なお話です。
私が気に入っているのは、1999年に出版された「密やかな結晶」というお話です。
まとめ
ちょっと渋め路線ですが私の好きな女流作家とお勧め本を紹介しました。
特に向田邦子さんや宮尾登美子さんの小説はこれでもか、と表現豊かで活字たっぷり(笑)なのでとにかくじっくり読書をしたい!というときにお勧めです。
編集後記
今日は仕事で中目黒に1日。
時間ができたので話題のブルーボトルコーヒーへ行ってみました。
駅から15分ほど歩きますが、コーヒーの味も雰囲気もよかったです。
店員さんが細かく要望を聞いて丁寧に一杯ずつ淹れてくれました。
中目黒の他には、新宿、青山、品川、清澄白川にも店舗があるのでお近くの方は是非。