現在自営業・フリーランス関連の書籍を執筆していて、

研究のために他業種を学んでいます。

自分の属する業種にばかり囚われていると、視野が狭くなりがちです。

ときには他業種を研究し、ヒントを得るのも大事なことだと思っています。

※子供の頃憧れていたお仕事の数々※

 

ピアノ教室を選ぶ基準を考えてみた

図書館で興味を引いた『成功するピアノ教室』という本の中に、

どんな業種でも共通する戦略があるということを発見しました。

例えばピアノ教室を開いたものの生徒さんが全然集まらない

理由として

「同じような教室ばかりで、選ぶ理由が見つからない」

ということが書かれていました。

確かに、私もたまに歩いていてピアノ教室を見つけるのですが、

いざ自分が選ぶとなると困ってしまいそうです。

気になるところといえばざっと、

  • 大人向けなのか、子供向けなのか
  • 先生はどんな人なのだろう
  • 教える方針は(ゆるりなのか、厳し目なのか)
  • 払える月謝かどうか
  • 好きな曲を弾かせてくれるか

というところでしょうか。

自分の業種に浸かっているとなかなかこういった「客観的な」疑問は考えにくいのですが、

他業種だと次々に浮かんできます。

次に自分の業種に置き換えて考えてみるとお客様の気持ちが見えてきます。

例えば税理士事務所だったら選ぶ側から考えると

  • どういった人向けなのだろう(スモールビジネス向けか、大企業向けか)
  • 税理士はどんな人なのだろう
  • 指導してくれるレベルはどの程度?(記帳代行してくれるのか、自分で経理か)
  • 払える顧問報酬だろうか
  • 訪問回数など要望に応えてくれるだろうか

という疑問があるのだろうと推測できます。

どんな業種でも共通する強み戦略がある

先程の本では、選んでもらえるピアノ教室になるためには強みが必要で、

以下の質問に答えられなければいけないということが書かれていました。

  • 競合が多い中で、なぜあなたの教室で習わなければいけないのですか?
  • 生徒や保護者から言われたことで強みになりそうなものは何ですか?
  • あなたの教室で、一番多い生徒の年齢層は?
  • あなたの教室で、一番の人気のレッスンメニューは?
  • 教室の不利な点を、強みに変えることはできませんか?

これを読んで、このような質問はすべての自営業・フリーランスが答えられなければ

いけない問いなのだな、と思いました。

ピアノ教室など特に「先生」業というのは(税理士も含め)、自分の理念や業界の慣習などに引っ張られて、

「選んでもらうための戦略」が曖昧な場合も多いのではないかと思います。

他業種の強みを客観的に考えると面白い

そもそもピアノ教室ってどう宣伝しているのだろう?

とふと気になって

「地名(自分の住んでいるところ)+ピアノ教室」

で検索してみました。

結果、個人のピアノ教室のサイトはほとんど表示されず、

大手のピアノ教室か、ピアノ教室検索サイトしかヒットしませんでした。

近所を歩くと存在していることは存在しているのに。

私が子供の頃行ってたのはヤマハ音楽教室でしたが、

友達は個人のピアノ教室へ通っていてなんか個人のほうが良いなあと思っていました。

お茶菓子も出ていたようだし(そこか)。

(この頃から自営業・フリーランスにあこがれていたのかもしれません)

ただ本で読んだところ、個人でやっているピアノ教室は増加傾向にあるけれど、

自分のホームページを持ったり、ネット広告を出したり、名刺にQRコードを載せたりするなどの

宣伝をしている人はほとんどいないということでした。

ピアノ教室は「地域密着」といった要素が強いのでアナログ戦略になりがちなのは

わかりますが、時代も変わっていますし+IT戦略で宣伝すると他と差がつけられるのだろうな、と。

例えば

  • 月謝が電子マネー、QRコード決済可能
  • 毎回のレッスン記録を動画にて撮影、指導内容をシステム管理
  • 生徒同士の交流サイト

なんかがあると面白いなあと思いました。

こういったことを他業種で考えてみるとおのずと自分が属する業種の慣習や戦略も見えてきます。

行き詰まったときに他業種の戦略を分析してみると

他業種だからこそ客観的に考えられますし、

自分の業種に当てはめることによって新たな発見があるのでおすすめです。

 

編集後記

週末は、動画を撮ったり執筆を進めたり。

動画は、上手く撮れずに試行錯誤しています。

 

最近のあたらしいこと

PCの容量が限界、モニターに線が入るようになったので

下取りに出し、新しいPCを購入

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