慈善事業、ボランティアの難しさ

先日、姉から姉の息子の所属している野球チームの苦労話を聞きました。

いわゆる少年野球チームは、監督の選任や試合の準備、行事の運営などを保護者がボランティアで回している場合が多いようです。

姉の旦那様は、今年から監督に選任されたようで土日はほぼ野球で埋まってしまうそうです。姉も様々な雑務を手伝っています。

このようなことはメンバーの持ち回りで行っているかというとそうではなく、『出来る人がやる』というスタンスなので大体いつもやるメンバーは決まっているようです。

そのため一部の人からは『○○さんは言いたい事だけ言うくせに仕事は何も手伝わない』という声も出てきているようです。

そこで、メンバーの1人が『今後雑務などは当番制にした方がいい』と意見したそうですが、姉はそれでギスギスするのは子供にもよくない影響を与えそうだし、慎重にするべきだとの意見です。

営利企業よりも強いインセンティブが必要

営利企業の場合、『利益を得る』という明確な目的がありますが慈善団体やボランティアは目的が曖昧な場合が少なくありません。
更に、無償かほとんど対価は支払われないで行われるということからメンバー一人一人に強いインセンティブが必要となります。
営利企業よりも『この団体の活動を通じて○○に貢献したい』といった強い想いをメンバーで共有する事が必要となるのではないでしょうか。

入り口を狭くするのはどうか

姉の話によれば、活動には参加するけど手伝いはしない、いわゆる『ただ乗り』が横行するのは、手伝わなくても何も言われない=必要ない、自分はやらなくていいという思い込みが原因の一つではないかと思います。
そこで、先ほどのメンバーの1人が言い出した当番制などは一定の効果があると思います。
しかしこれは入会した後ではなく入り口の段階で実行するのが効果があると思います。
例えば入会のときの規約に盛り込むとか…(そうするとメンバーが集まらなくなる、と姉は言いますが)
入会のときにその団体の活動の目的や理念、必要となる行動などをきちんと説明して入り口を少し狭くしてしまうというのも一つ手ではないでしょうか。

慈善団体、ボランティアにこそ高度なマネジメントが必要

基本的に無償で行われる慈善団体、ボランティアの活動は人を動かすのに金銭を使う事ができないため強いマネジメントの力が本来必要なのではないでしょうか。

活動の目的・理念を定期的に共有することによってできる人だけがやるといった不公平をなくしていかなければ団体の存続危機に瀕すると思います。

一般的には慈善団体やボランティアを取り仕切る人というのは特にマネジメントに優れている人が選ばれている訳ではなさそうです。しかし金銭対価を払うことなく人に動いてもらうためには営利企業よりももっと高度な本マネジメント能力を持つ人材が必要なはずです。

まとめ

慈善団体、ボランティアについて思うことを書いてみました。

私は小学校のPTAや町内会で何度かボランティアを経験しているので今回姉の話を聞いて上手くいかない原因を考えてみました。

少子高齢化が進み働き手が少なくなる今後は、国だけでなく地域のボランティア活動、NPOなどの非営利団体、民間企業の中でも社会貢献活動を行う部署が協力しあっていくことが重要になってくると思います。そのためには優れたマネジメント能力を持った人材をいかに集めることができるかにかかってくると思います。

編集後記

私が小学生~中学生のとき毎日のように楽しんでいたドラゴンクエスト。

息子も好きでフィギュアを集めています。

モンスターの名前とか特徴とか面白いほど覚えているものですね・・(スライム、やまたのおろち、ゾーマ、おおきずち、カンダタ子分、、、)

私も子供の頃ドラゴンクエストに夢中でした。

私も子供の頃ドラゴンクエストに夢中でした。

子供の頃夢中だったものはずっと記憶に残りますね。

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