本・映画を楽しむときに感想や解説を見ない理由
10/252024
カテゴリー:本
誰かの感想、解説、評価は一切見ない
私が「あ、この本面白そう」「あ、この映画見てみようかな」
と思うときは、感想、解説、評価は一切見ません。
例えば本は、気になったものを片っ端から買っており、
評価の数字も、コメントも見ていません。
※本は手当たり次第購入
多分、こういう態度は世間の真逆だと思います。
「タイパ」「コスパ」がもてはやされる現代、
いかに時間とお金をかけずに有益なものを得るか、
ということにこだわる人が多いと思います。
「損したくない」という気持ちが大きいのかなと。
私は次に説明するデメリットのほうが大きいと思っているので、
そういった風潮は気にせず、
のんびり時間を作って読書・映画を楽しんでいます。
作品の楽しみが減るから
感想や解説を見ない理由のひとつは、
単純に作品の楽しみが減るからです。
誰かの感想や解説を見てしまうと、
どうしてもそれを頭に入れた状態で見てしまいます。
そうすると、
「あらかじめインプットされた情報をなぞる時間」
に変わってしまいます。
これって…「答え合わせ」みたいで
全然おもしろくないんです。
自分の視点を持ち続けたいから
もうひとつが、自分の視点を持ち続けていたいからです。
誰かの感想や評価を見てしまうと
どうしてもそれに引きづられてしまいます。
例えば、誰かがその作品を酷評をしているのを見ていたら
そういう目で作品を眺めてしまうでしょう。
私は自分の目で、心で、作品を味わいたいなと思っていて。
手間がかかるけど、そういった行為が
「自分だけの視点」を持ち続ける力になると思っています。
誰かの感想や解説を見た後に作品を見てしまうと、
「面白かった!」「エキサイトした!」
と抽象的な表現ばかりになってしまうけど、
何も偏見を持たずにピュアな状態で作品を味わえば、
もっと細部を見て、自分が本当に印象的だった
部分をオリジナルな言葉で表現できるはずなんですよね。良かったところも良くなかったところも。
もちろん、
「あ、これ面白くなかったな」
という作品もあります。
でも、それも含めて自分の視点(好き嫌いや観察力)を磨くためには必要なことです。
なんでも速読、早送りで消費する時代だからこそ、
「時間をかけて、じっくり味わう」価値は
上がっているのではないでしょうか。
編集後記
昨日は、いきなり暑くなって体がバテ気味。
いつになったら秋は来るのでしょうねえ。
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