ひとりで回せる仕事量を超えたら。残された道は仕事を減らすか、人に動いてもらうか。
12/252018
カテゴリー:おすすめ商品・サービス,ソロビジネスハック
現在契約させていただいているお客様は、半数が個人の方です。
大体年商が1,000万円を超えるあたりくらいからでしょうか。
開業から数年を経て、軌道に乗り始めた頃に皆さん口にするのが、
「ひとりで回せる仕事量がもう限界で・・」
ということばです。
ひとりで回せる仕事量の限界が来てしまったら、考えなくてはいけないのは
大きく分けて
- 仕事を減らすか(効率化・高付加価値化)
- 人に動いてもらうか(組織化・仕組化)
の2つだと思っています。
大切なのは、どちらが正解ではなく、「自分がどうしたいか」を冷静に判断することだと思います。
パターン1 仕事を減らす
ひとりで回せる仕事量に限界が来てしまったら、仕事を減らす方法があります。
私の場合、どうにも仕事が回らなくなってきたときは迷わずこちらを選択しています。
もちろん、仕事を減らす=利益が減る
となってしまっては元も子もないので、利益を維持したまま、
- 仕事を効率化する
- 仕事を高付加価値化する
の2つが必要でしょう。
ただ前者の「仕事を効率化する」はそこまで劇的に変えられるものではないと思うので、
実質的には後者の「仕事を高付加価値化する」ことが必要だと思っています。
「高付加価値」ってモヤモヤした言葉であまり好みではないので
分かりやすく言うと「○○だったらこの人!」といった存在になるということでしょうか。
大多数の人がやらないことをやれば、たとえ仕事を減らしたとしても希少価値が高まり
結果的に付加価値を高めることができます。
生活水準はそこまであげなくても良く、組織(その中の人を含め)にしばられず自由に働きたいという人はこちらが向いているでしょう。
パターン2 人に動いてもらう
もう一つは、人に動いてもらう方法です。
個人ではなく組織を作り、その中で人に動いてもらう「仕組み」を作る方法です。
世の中の多くの経営書にはこちらが正攻法として書かれています。
「金持ち父さん貧乏父さん」という本でも自営業者ではなく、経営者層を目指してナンボといった書き方でした。
確かに、人に動いてもらえばその分自分は「儲ける仕組みづくり」に専念することができるので、効率の良い稼ぎ方ができるでしょう。
経営者として生活水準はそれなりに上げたい、社会的成功を目指したい、という人はこちらが向いているでしょう。
大切なのは、自分のタイプを見極めること
私は、お客様に対して
「個人で自由にやったほうがいいですよ」
「人を雇って大きくしたほうがいいですよ」
などと偏った意見は言わないですし、
「会社設立したほうが税金お得ですよ!」
とも言いません。(個人と法人の税金の違いについては説明しますが)
税金が安くなるか高くなるかなんて、検討材料の1つに過ぎないのではないでしょうか。
事業が順調であれば良いですが、この変化の多い時代で、先のことは本当にわからないですし。
大事なのは、「自分がどういうタイプなのか」を見極めることではないかと思っています。
個人として働く「自由」を重視しているのであればひとりのままのほうが良いでしょう。
私は2年半働いてみて、まさにこちらのタイプだということを思い知りました。
家でずーーーっとひとりで孤独作業していても平気で、生活水準をあげなくても幸せなタイプです。
そして、人を育てるのが下手。(子供を育てて嫌というほどわかりました、、)
一方人を育てる、動いてもらうことが好きな人であれば組織を作って規模を大きくしてくのが良いでしょう。
思うに、独立・起業する人はこちらのタイプがやはり多いと思います。
私にはできないことなので、とても尊敬します。
ところで、経営者の中には従業員の教育に悩んでいる方も多いようです。
経営者と従業員との間の意識の差は、思った以上に大きいのではないでしょうか。
そんな状況の中で、人に動いてもらうことが苦手な人(私のような人)が人を雇って大きくしてもストレスある人生になってしまいます。
周りに流されず、「自分のタイプを知り、どう働きたいか」を冷静に考えることが
大事だと思っています。
まとめ
ひとりで回せる仕事量を超えた場合に考えられる方法を2つ書いてみました。
唯一の正しい方法はないと思っています。
自分がストレスなく働ける環境づくりをし、その中でどう生き抜いていくかを
考えていくほうが後悔しない人生を送れるのではないでしょうか。
編集後記
土曜日は、大学院時代の恩師からお誘いがあり、同業者の事務所が行うAIによる業務効率化セミナーへ。
AIが現場でどのように活用されているのか、参考になりました。
ピアノ日記
村松健さんの「春の野を行く」
JRのCMにも使われたようで。懐かしいメロディーが弾いてて心地よいです^^(音が鳴ります)
Today’s New
ファミマのプレミアムチキン